My Museum探訪記 | ミニカー(Shirubuさん)
みなさま、こんにちは!ミューゼオスタッフの松山です。 いよいよ年度最終月に入りました。引越しだけでなく、出会いと別れのシーズンでもありますね。そんな場面につきものなのが、贈り物。実は、「もらったのをきっかけに」沼にハマる、という人も少なくないようです。何かの「おまけ」のコレクションも、そういう「経緯」に含まれるかもしれません。 実は、今回登場するオーナーさんも、最初はおまけアイテムのコレクターさんだったのだとか。では早速参りましょう、「ミューゼオならでは!」のミュージアムをご紹介するシリーズ「My Museum探訪記」。 今回お訪ねするのは、Shirubuさんの運営する「ミニカー」ミュージアムです! わ〜 コレクションの王道!って感じがしますよねぇ やはり。履歴書の「趣味」欄に書いても違和感なさそうな、というか(笑)家族の理解もそれなりに得られそうな、というか(笑)あら?各コレクションルームのカバー写真は、お尻側(と言っていいのか・・)からのお姿なんですね。この演出も効いていますねぇではでは。早速出かけましょう! 目次 裏口かと思って入ったら正面玄関だった話。異次元「ハイパーカー」金言「欲しい?要らない? 以上」オーナーさんが語る「my museum」 Shirubu Musemについて Shirubu Museum Shirubu ミュージアム | Muuseo(ミューゼオ) https://muuseo.com/Shirubu Shirubu 1. 裏口かと思って入ったら正面玄関だった話。 スミマセンいつも横道ばかり覗いている感の当ジャーナルですが(汗)、早速上の写真で気になっちゃいましたが・・・・ 次元がいるではないか 500F 1965 | MUUSEO (ミューゼオ) https://muuseo.com/Shirubu/items/1832?theme_id=2203 Shirubu というかカリオストロではないか〜〜!ーんん??またも冒頭から脱線か!?とひとり焦ってしまいましたが、なんとこれ、1Fです!なんだーここから入っていいんじゃないの〜 ヨカッタヨカッタ 改めてShirubuさんのミュージアム構成を確認すると、全24ルーム(2023年2月現在)のうち、ミニカー展示が20を占め、「ランボルギーニ」「フランス車」など、車種や国ごとに分かれて展示されています。 展示方法に関して、同じくミニカーをコレクションしているkan123さんが以下のようにコメントをされていて、 車種別の区分け、見やすいですね。参考にさせていただきます。車種に疎いもので、hotwheelsの裏に車種名がなかったら、何かわからない始末です(-.-;)もし私のコレクションでわかるものが有りましたら、教えてください。 なるほど〜当たり前のことですが、ミニカーに詳しい以前に、車に詳しくないといけないのか・・・大変だこれは・・・ なお、18FWarehouse 仮置き倉庫は、Shirubuさんによると コレクション・ルームが決まるまでの仮置き場です。同じ種類の展示品がある程度集まると、展示品用にコレクションルームを新築し引越させます。展示予定品が多数あるので、今後のコレクションルームの数を厳選するため処置です。 ということで、展示する前の段階で「どう分類すれば・・・」「そもそもコレクションの全体像が把握できない・・・」と、悩み、途方に暮れてしまっているオーナーさんにはヒントにしていただきたいところです。そして、無作為に放り込んでいるだけのはずの「倉庫」がまた、かえって宝探し的なワクワク感を掻き立て、「秘密の小部屋」的な魅力を放ってしまう不思議・・・ さて、話を戻して。1Fです。先に、「車種等で分類されたミュージアム」とご紹介しましたが、1Fは異なります。Movies 劇中車、つまり、「映画、ドラマ、アニメに関わる車」たちです!実は、オーナーのShirubuさん、 劇中車の収集に特に力をいれています。コレクションをする前の一番の趣味は映画観賞でした とのこと。だからこそ1Fに、「顔」としてドーンと展示室を構えているわけですよね。いや〜、またしてもメインじゃないところから入っちゃったよ、と焦っていましたが、結果オーライ(?)でホッ・・・ なかでもお気に入りが、映画「Field of Dreams」に登場したこのアイテムだそう。 映画顔負けの素敵なエピソードと共に紹介されていますので、ぜひアイテムページでご覧ください!(併せて、関連するこちらのアイテムも!) それにしてもこんな車(のミニカー)まで発売されてるとは!そりゃコレクターさんも大勢いらっしゃるわけだ〜、と思い、ふと、Shirubuさんのミュージアムにはいくつくらいのアイテムが展示されているのだろうか、とチェックすると、4,629・・・!(2023年2月現在)ひぇ〜トーハクでお馴染みの、東京国立博物館の常設展示だって3,000ですよぉ 2. 異次元「ハイパーカー」 (次元つながりで・・・) たくさんあるアイテムの中で、また違う切り口から、Shirubuさんにとって特別なアイテムをご紹介いただきました。Apollo IE 2017 Apollo IE 2017 | MUUSEO (ミューゼオ) https://muuseo.com/Shirubu/items/3539 Shirubu これを欲しいと思わない人がいるでしょうか。この気品!この貫禄!まさに泰然と玉座に在す王!!欲しい!!!!!が、そこで、Shirubuさんが「購入時に価格で悩んだ」アイテムである、とおっしゃっていたことを思い出し。アイテムページを見ると、 【価格】約230万ユーロ (約2億8000万円) !!!まさに目の玉が飛び出すお値段ですが、実車の価格・・・ですよね????おそらく、3億近くはしないことでしょうが(ホッ?)それでも、通りすがりに即決を迫られたら悶絶しそうなお値段のようです。というのも 3. 金言「欲しい?要らない? 以上」 このApollo IE 2017に寄せられた、同アイテムの購入を迷っている方からのコメントに、Shirubuさんは以下のように返答しているのです。 欲しい?要らない? 以上👿余計な事を考えると判断が鈍りますね。😁 ー痺れますね・・・! 個人的な見解では、こんまりさんの「ときめく」と同じ、というか、こんまりメソッドでは、その感覚的なものさしを「捨てるため」に活用するわけですが、集めるにあたっても、「欲しいのかどうか」、それ以外の軸は、持ち込まない、と。 とは言っても3億 数万円は「欲しいもーん」で財布開けづらいですが、Shirubuさんはまた、こんなこともおっしゃっています。 ミニカーの収集は、次の機会は無いと考え、即決します。 苦い経験に思い当たるオーナーさんも多いのではないでしょうか。よく「チャンスの神様には前髪しかない」と言われますが、コレクションにおいても、この言葉が当てはまりそうです。 4. オーナーさんが語る「my museum」 触れてきた通り、オーナーのShirubuさんは、コレクションや、その展示にあたって、参考にしたい独自の哲学をたくさんお持ちです。最後のこのコーナーで、可能な限りご紹介させて頂きたいと思います。 Q コレクションを始めたきっかけについてお聞かせ下さい。 A (別アイテムの収集で立ち寄った)コンビニで見つけた、 京商の1/64ミニカーコレクションがきっかけです。 小学生の時にスーパーカーブームを経験しているので、 スーパーカーのミニカーが懐かしくて、 1個買ってみるとハマりました。 守備範囲をトミカ、ホットウィールなどすこしずつ広げて、 今は1/64スケール(3インチ)なら何でも集めるようになっています。 Q 展示上の工夫や、こだわりについてお聞かせください。A 展示は、『晴れの舞台』だと思っています。 集めたコレクションのほとんどは、 ディスプレイケースに飾ることも出来ずにすぐに保管になってしまいます。 『トイストーリー』や『おもちゃのチャチャチャ』の世界では無いですが、 入手して何もせずに放置保管は、アイテムに対して申し訳ないと思っています。 『晴れの舞台』を演出するために、 1個ずつ撮影、トリミング、説明文の下調べに手間をかけるようにしています。 また、ラベルは必ず付けています。 ラベル表示は、出先で同じ物を2個買わないようにするために役立っています。 Q コレクションに際して、myルールのようなものがあればお聞かせください A ・コンプにこだわらない。 ・色違いのミニカーは買わない。 ・ミニカーは1/64限定にしています。 ・ブリスターは開封します。 隅々まで見るのが、製作者への礼儀と考えています。 開封せずに、ブリスターに傷を入れない考えも否定しません。 Shirubuさん、素晴らしいミュージアムを見せていただき、ありがとうございました! 5. Shirubu Museumについて Shirubuさんがオーナーを務める「ミニカー」についてのミュージアム。映画好きのShirubuさんらしく、トイストーリーの例えも飛び出しましたが、一貫しているのはアイテムへの愛ですよね。愛のないコレクションは、集める人自身も、それを鑑賞する人をもまた、荒ませます。Shirubuさんの手元に居場所をもらったアイテムたちは幸せですね! そして、ミニカーコレクターである以前に、大の映画ファンのShirubuさん、コレクターデビューのきっかけとなったのは、1999年のペプシのおまけ『スターウォーズボトルキャップ』なのだそう!この記念すべき第1号アイテムは、今後展示予定とのことですが、こちらにも、必読の素敵エピソードがあるようですので、公開を楽しみに待ちたいと思います! すべてのはじまり- Starwars