紫水晶 (amethyst) 万珠鉱山 #0405

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万珠鉱山の紫水晶というと、このタイプの微細結晶が集まったものが最も有名だと思います。1~2枚目は背景をソフトウエア処理しています。

万珠(まんじゅ)鉱山は江戸時代中期の1750年代に鉱床が見つかり採掘されたといいますが、近代になってからは1909年(明治42年)頃に採掘されて以降、所有者が何度か変わり、1934年(昭和9年)に万珠鉱業株式会社が鉱業権を取得、金・銀・銅を採掘しました。戦後は1964年(昭和39年)に金の採掘を再開し、翌1965年(昭和40年)の日産鉱量は110 トンを記録、採掘した鉱石は北に隣接する玉船鉱山に送って精錬しました。万珠鉱山一帯は、第3紀凝灰岩や石英粗面岩中の石英脈を伴う中温熱水鉱床で、金を含んだ石英脈、黄鉄鉱、黄銅鉱の鉱脈などがあり、石英脈の一部に紫水晶が生じています。

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