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マツダファミリア(BD)
マツダが生産・販売していた小型車、ファミリアの5代目モデル(BD)です。ファミリアとしては初めてFF化された世代であり、1980年式の3ドアハッチバックを再現しています。
5代目ファミリアは1980年6月に登場、先代モデル同様3/5ドアハッチバックボディを採用していましたが、スタイリングがVWゴルフを強く意識した直線基調となり駆動方式もFFに改められたのが大きな特徴です。スラントノーズと大型角型ヘッドランプにより分かりやすいカッコ良さを備えた5代目ファミリアは若者に大いに受け、月間新車販売でトヨタ・カローラを何度も抜く程のヒット作となりました。また、「陸サーファー」と呼ばれる、サーフィンをしない若者がサーフボードをボルトでキャリアに固定する文化が流行した事も有名です。最上級グレードで3ドアのみに設定されたXGの赤色が断トツ人気であり、5代目ファミリアと言えば「赤いファミリアXG」が代名詞でした。1980年9月には、4ドアセダンの「ファミリアサルーン」も追加されています。
尚、この5代目ファミリアは日本カー・オブ・ザ・イヤーの記念すべき第1回受賞車としても有名です。
ミニカーでは当然の様に前期型3ドアの赤が再現され、グレードも1500XGとなっています。これ程までに特定のグレード・カラーに人気が集中するのも珍しいと思いますが、実車の分かりやすいカッコ良さがしっかり伝わってきます。5代目ファミリアのミニカーは久々であり実に新鮮な印象を受けます。