スバルサンバー 赤帽仕様

0

スバルの軽商用車、4代目サンバーの赤帽仕様車です。1982年式の再現であり、ハイルーフパネルバンがベースとなっています。

1982年9月にフルモデルチェンジされ4代目に移行したサンバーは、剛力サンバーの愛称で親しまれた先代の無骨なスタイリングから一転、都会的で垢抜けた印象に変化しています。バンタイプはRVテイストが強くなり、商用グレード含め全車「サンバートライ」の名称が与えられました(1987年のマイナーチェンジで、乗用ユース向けのサンバートライと純商用のサンバーバンに分離)。トラックは国産初のハイルーフタイプが導入された点が特徴で、ハイルーフ仕様は「サンバーハイトラ」の名称で親しまれました。先代末期より追加された4WDモデルは、超低速ギアのEL(エクストラロー)が新たに設定され、低速域での悪路走破性が向上しています。エンジンは最高出力29psを発生する550cc直列2気筒が搭載されていました。トラックにはホワイトやシルバーの他、ターフグリーンと呼ばれる黄緑色のボディカラーも設定され、当時の軽トラにしてはカラーバリエーション豊富でした。競合モデルをリードすべく様々な面においてかなり力の入ったモデルチェンジであったと言えます。尚、赤帽専用車も設定され、通常のサンバーに比べ耐久性が強化された専用設計のエンジンが搭載されている点が特徴です。

赤帽は正式名称で「全国赤帽軽自動車運送共同組合連合会」と称され、軽自動車運送業を行う個人事業主の共同組合です。宅配便では運べない大きな荷物や緊急搬送など臨機応変に対応しますが、基本は1台単位でのチャーターとなり、単身引越しや大きな家具の配送に重宝する点が特徴となります。

今回1/43スケールで初登場となった4代目サンバーですが、正にトミカの31番でお馴染みであった赤帽サンバーをそのまま大きくした印象です。屋根上のパイプラックやキャブ前面の「赤帽シャトル便」の文字が実に魅力的です。軽トラでは珍しい縦長のテールランプもリアルに再現されています。積荷でダンボールや電気釜、自転車が再現されており、単身引越しを想定した仕様となっています。

Default
  • File

    f31l700smgl

    2023/01/19 - 編集済み

    Rattebossさん、お詳しいですね👍。
    ちなみに佐賀県の廃車街道に、角目の後期型バンがいました。

    File
    返信する
    • File

      Ratteboss

      2023/01/19

      コメントありがとうございます。

      なるほど、たしかに後期のワンボックスいますね!角目なので、トライの廉価グレードっぽいですね。
      4代目トラックはまだ現役が走っている事ありますが、ワンボックスは廃車体でもなかなかお目にかかれないですね。

      返信する