- Matsu_Crystal Museum
- 52F 国産水晶の加工品
- 精美堂(現:メガネのセイビドー)製 水晶のかんざし
精美堂(現:メガネのセイビドー)製 水晶のかんざし
100年以上前のものと思われる、水晶のかんざし。
精美堂は、現在眼鏡屋さんとして山梨県内に数店舗構えていらっしゃるようです。水晶加工の技術をレンズ加工に転用したのでしょう。
水晶にはインクルージョンは見られません。
住所と製作者の名前「輿石勲」との2点から、1903(明治36)年から1930(昭和5)年の間に作られたものと推測。桜の彫り物が美しく、当時の加工技術の高さが伺えます。
1918(大正7年)以降、山梨県の加工業者たちはブラジル産などの水晶を輸入しているので、このかんざしの水晶は国産か、海外産かは何とも言えず。