Pat Martino Trio (Cotton Club, Tokyo, 2018年09月30日, 2nd show)

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Pat Martino Trio (Cotton Club, Tokyo, 2018年09月30日, 2nd show)

近年は毎年のように来ていて「いつでも見られる」という感じだったパット・マルティーノですが、5月の公演が「体調不良のためドクター・ストップ」になってしまいました。もともとあまり健康そうな人では無いので「やばいかな」と思って慌てて、中止された公演の代替的な今回の公演に行ってきました。

今回は受付が18時からのところ17時には店に到着して並んで3番目(自由席)で入れましたが、「ファースト・ショウとセカンド・ショウを通しで見る人が優先で席を選べる」という店のシステムのため、結局3列目になってしまいました(パット・マルティーノはマニアが多く、15人ぐらい通しの人がいました)。

初めて見たパット・マルティーノは想像以上に小柄で、しかもかなり痩せていて、びっくりしました(そういえば"Formidable"とか"All Sides Now"とか持ってるCDはどれも横顔だった)。

コットン・クラブのページには「脳動脈癌」と書かれていますが、日本語のWikipediaでは「脳動静脈奇形(AVM)」、英語のWikipediaでは"aneurysm(動脈瘤)"になっています。記述を読むと多分AVMが正しいのかなと思われます(少なくとも「脳動脈癌」なんて病気はありません)。調べたら「奇形自体は生まれる前~子供の頃に出来上がってしまって、破裂しない限りほとんど症状がない」なんて、まるで不発弾を頭に置いてるみたいなものじゃん・・・・。ちなみに僕の友人が18歳で、知人の妹さんが10代のときにAVMで亡くなってます。また僕の恩師が60代でAVMで倒れてました(1ヶ月以上意識がなかった)。ギターが弾けるまで回復したなんて、すごいですね。

演奏は、鬼気迫る緊張感で、聴いている方もぐったり疲れました。終わって時計を見ると、演奏時間は実質65分で、最終日セカンド・ショウなのにアンコールもなし。多分これまでに僕がこの店で見たすべてのショウで一番短かったんですが、でも全くそれを感じませんでした。ドラムはめっちゃ屈託のない笑顔で笑いながら叩いてて感じが良かったですが、たまーに笑うパットもすごく可愛い普通の爺ちゃんって感じでした。そり込みは悪化してました。

高齢・病身だからしょうが無いけど、サイン会がなかったのは、残念・・・・。

SET LIST

1 Full House
2 Sunny
3 Inside Out
4 Duke Ellington's Sound Of Love
5 Footprints
6 Oleo
7 Twisted blues

https://www.youtube.com/watch?v=wrLTl6Slohk
https://www.youtube.com/watch?v=vlnfu9DQxNA
https://www.youtube.com/watch?v=Pii9x-cE2IM
https://www.youtube.com/watch?v=8q742ZgZC28
https://www.youtube.com/watch?v=RR6CtCBE9kQ
https://www.youtube.com/watch?v=O4csj7s1uOI

Pat Martino (born Patrick Carmen Azzara; August 25, 1944 – November 1, 2021) 素晴らしい音楽をありがとうございました。

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