- Cookie-Records Museum
- 36F Booker T. Jones ; Booker T. ; Booker T & The MG's ; The Mar-Keys
- Booker T / Evergreen (US, Epic, KE 33143) <1974>
Booker T / Evergreen (US, Epic, KE 33143) <1974>
Booker T / Evergreen (US, Epic, KE 33143) <1974>
(SIDE 1) P AL 33143-1B
(SIDE 2) P BL 33143-1B
ブッカー・T.ジョーンズは60年代の10年間を通してスタックスのハウス・バンド「The Mar-Keys(マーキーズ)」の一員として60年代のソウル・ミュージックを支えた最大の功労者の一人です。同時にBooker T & The MG'sの名義でも多くのアルバムをリリースしていましたが、こちらの活動はいちおう1971年の「Melting Pot(メルティング・ポット)」を最後に終止符を打ちました。
その後も、多作・乱作です。1971年から1973年にかけては妻プリシラ(リタ・クーリッジの姉)とデュオ・アルバムを3作 "Booker T. & Priscilla" (1971, A&M)、"Home Grown (1972, A&M)"、"Chronicles" (1973, A&M)、同時にソロとして"The Runaway"(1972, MCA)、本作品(1974, CBS)を発表、The MG'sのアル・ジャクソンが亡くなったときに再結成追悼盤 "Universal Language"(1977, Asylum)、1978年から1981年にかけてはA&Mで3作"Try and Love Again"(1978, A&M)、"The Best of You"(1980, A&M)、"I Want You"(1981, A&M)をリリースしています。
正直、時代に乗った甘いサウンドの1978年以降の作品は興味が無くてほとんど聴きませんが、1974年にリリースしたこの作品は穏やかで美しい禁欲的なアレンジがなされた傑作!と思って愛聴しています。CDではボーナス・トラックとして、アル・グリーン“Take Me to the River”やプロコル・ハルム“Whiter Shade of Pale”のカヴァー、プリシラ・クーリッジとの“Love Is Strange”など6曲が入っているらしいのですが、未聴です。
最後のFront Street RagからLie To Meの流れがサイコーなんですが、Youtubeで見つからないので・・・このアルバムで話題になったこの曲を。
https://www.youtube.com/watch?v=MdqtMZqB0j8