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- 14F コンサート・レポート
- Chick Corea (BLUE NOTE TOKYO, 2019年04月06日, 2nd show)
Chick Corea (BLUE NOTE TOKYO, 2019年04月06日, 2nd show)
Chick Corea (BLUE NOTE TOKYO, 2019年04月06日, 2nd show)
チック・コリア・・・高校生のころ同級生が "Return To Forever" を好きで聴いていたけど、ぼくはクロスオーヴァーものには興味がなかったので "Now He Sings, Now He Sobs" など数枚しか聴いていませんでした。
ので「チック・コリアか・・・一回ぐらい聴いておいていいかな」という軽い気持ちで、近年 "Trilogy" というアコースティック・トリオのシリーズを出しているのも知らず、今回のベースがクリスチャン・マクブライドということも知らずに独りで出かけました。
開演前、隣席になった司法関係者とスッチーらしき若者二人がお互いに「自分がいかに有能か」「まわりがいかに無能か」を説明しあっていて、それがたまらなく下品で、ああイヤだ来るんじゃなかったと思いながら本を読んで開演を待っていました。
ところが、チック・コリアが登場し、会場全体のヴォルテージが一気にあがり、そんな気分は吹き飛んでしまいました。静かになったところでピアノのAの音に合わせてベースがチューニングをして、そのままチック・コリア続けて簡単なメロディーを弾いての客とのコール&レスポンス(左後ろのおばちゃんがめっちゃ声とピッチがよかった!)、場の雰囲気が和んだところで徐々に演奏に入ってきました。
予習していなかったので、何をやったのかよく分かりませんでした。ただ、1曲目で腰が抜けるほど感動して。もう高いチケット代の元を取った気がしました。2曲目で、お隣さんがオモテでリズムを取るのがあまりにも気持ち悪く、3曲からは席を外してトイレ付近のカウンターで立ったまま聴いてました。スペイン音楽っぽい曲、クルト・ワイルの "This Is New"、モンクの "Crepuscule with Nellie" や "Rhythm-A-Ning"、とあと一曲やってました。100回以上は行ったブルー・ノート公演で泣くほど感動したのは多分今回が初めて。カウンターにいたから楽屋に戻る3人と握手できたのも有り難かったです。感動のあまり馴染みのスタッフさんにハグしてもらいました。
https://www.youtube.com/watch?v=G322n3xrX_k
気が付いた時にはすでにこの日・この1枚しかチケットが取れませんでした。
何度でも見たかった~~!!