永遠の0
THE ETERNAL ZERO
皆様、色々と言いたいこと言いたくないことがおありでしょうが。元ひこう少年としては、「零戦」がきちんと描写されてるだけでもう合格なんですよ。いや、笑いごとじゃなくて。CGでも模型でもテキサン改造でもいいけど、「ちゃんと二一型と五二型が描き分けられていて、戦況の変化で迷彩も変わる」ゼロがどれだけあったでしょうか。
しかも、ただ単に「再現しました」ってだけじゃなくて、序盤→白い機体に赤い日の丸。大日本帝国ここにあり、というカーラリング。中盤→迷彩を施すようになって、無敵だったゼロ戦が「逃げたり隠れたり」しなきゃいけなくなった。終盤→その迷彩も、ボロボロ剥がれ落ちていて、塗りなおすことすらできなくなった。と、きちんと「背景を描写」することの一助になっているのが素晴らしい。
あ、パンフレットね。製本タイプ。けっこうな厚み。「こんな感じで撮影しました」のページもあるけど、うーん、ま、そこはそんなにはっきり書かなくてもよかったんじゃなかろか。