機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編

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ファーストガンダム劇場版三部作のシメ。1,2,と来て、もう押しも押されぬ松竹の大看板になっちゃった一本。
潤沢な予算と、復活の安彦氏による映像の見事さは、21世紀のガンダム作品に勝るとも劣らない。

ただ。

このパンフレット。前半は普通のパンフレットの体裁なんだ。でも、後半ページになると「えっ? えっ? 俺たちがそんなメジャーになっていいの? えっ? 全国ロードショーとか、発表記者会見とか、えっ、そんなことしていいの?」感がまだぬぐい切れてなくて、どうにもこうにも「同人誌スタッフが編集したような」出来になってます。フルカラーで、安彦、大河原両巨頭による描きおろしイラストもいっぱいなのに。スタッフ裏話とか、ファンの活動とか、いかにしてガンダムが日の当たる場所へ出てきたか、イイワケがましく書いてたり。まぁ仕方ないか。
まさかこの後、21世紀になっても衰えない(どころか、「ガンダム」だけで1000億円を超えるビジネスになる)とは思ってもみなかったろう。

見どころは、見開き2ページ使ったスペースコロニーの解説(結局、「人類が増えすぎた人口を宇宙へ」送る時代は来そうにないよね)。あと、例のアニメ新世紀宣言も載ってたりする(そういうとこだぞ)。詳しい人は、小さな写真の中に自称天才デザイナーとその奥さんの美人声優を見つけられるかも。

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