【元禄御畳奉行の日記】(げんろく・おたたみぶぎょうのにっき)     (原作:神坂次郎)

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戦国の世・・・織田・豊臣、そして徳川家が幕府を開いて将軍も何代も続くと、武士はさほど危機感もする事もなくなっていった。 天下泰平の世になっていたのである。

尾張の武士の朝日文左衛門重章(あさひぶんざえもんしげあき)もその一人で、彼の場合非常に細かく元禄の世の身の回りの出来事を日記につづった。  酒に女遊び、芝居小屋、賭博、心中、不倫、本妻に妾・・・に明け暮れた。  遂には酒で身体を潰すも酒は止めなかった。

そんな彼の日記【鸚鵡籠中記】(おうむ・ろうちゅうき)全37冊は実に死後260年の歳月・・・明治・大正・昭和と蔵の中で眠り、太平洋戦争20年後にようやく日の目を浴びた。

そんな彼の日記という記録を漫画化したのがこの作品である。

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