21 / ADELE

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アデルの2ndアルバム。
最初は秋田のタワレコでCDを買って、雪の帰り道、カーコンポで聴いていたら、即座にこのアルバムのヤバさに気づき、まずは最後まで聴かねばと思い、家を通り過ぎ、もう一周聴かねばと隣町までドライブしました。
アナログ盤を買ったのは、その少しあとのことです。

このアルバムのヤバさの象徴は、冒頭の「ローリング•イン•ザ•ディープ」であり、その功績はプロデューサーのリック•ルービンだと思います。

確かにアデルの歌も上手いし、ポール•エプワースやライアン•テダーといった作家陣も素晴らしい。
でも、このアルバムに漂う空気を作っているのは明らかにリック•ルービンその人です。

レッチリの「カリフォルニケーション」あたりからリック•ルービンのファンだったアデルが、2008年に出演したサタデー•ナイト•ライブで「チェイシング•ペイヴメンツ」を歌っていた際、その観衆の中にルービンを見つけ、演奏後に声をかけたのが二人の出会いで、2009年のグラミー賞で再会した際、共同制作が現実となりました。

2023年時点でアデルは4枚のアルバムを発表していますが、この2ndアルバムは飛び抜けて異次元です。
それはアデルに奇跡があったわけではなく、リック•ルービンが奇跡をもたらしたのだと思います。

アデルは次のステップに進むため、ルービンから離れますが、こののちまたルービンと組むことがあったとしても、この奇跡がまた起るかはわかりません。
そんな一期一会の名盤です。

https://youtu.be/rYEDA3JcQqw?si=9LlXNvFJ2XZX20L9


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