- Glory Wings Museum
- 107F 虎の牙Ⅴ号戦車 ◎独陸軍 by 栄光の翼(ミリタリーミュージアム)
- V号戦車(ごごうせんしゃ、Panzerkampfwagen V、パンツァーカンプ(フ)ヴァグン フュンフ、制式番号:Sd.Kfz.171)「パンター戦車(独:Pz.Kpfw. Panther、豹戦車)」パンサーG 初期型 武装親衛隊第12戦車師団第12戦車連隊所属411号車 1944年 ノルマンディ
V号戦車(ごごうせんしゃ、Panzerkampfwagen V、パンツァーカンプ(フ)ヴァグン フュンフ、制式番号:Sd.Kfz.171)「パンター戦車(独:Pz.Kpfw. Panther、豹戦車)」パンサーG 初期型 武装親衛隊第12戦車師団第12戦車連隊所属411号車 1944年 ノルマンディ
1944年3月からMAN、ダイムラー・ベンツ、MNH各社により3,100両ほど(2,953両説もあり)が、1945年4月に工場が占領されるまで生産され続けました。
開発中止になったパンターII での改良点を加えた事実上のパンターの完成型。弱点だった車体側面装甲が若干強化されている反面、被弾率の低い車体下部前面などは逆に削られました。また、生産途中からD・A型で問題になった主砲前面防循のショットトラップ(防循で跳弾した敵弾が装甲の弱い車体上面を直撃してしまう現象)対策で防循下部に“あご”状の張り出しを設けた物も使用されました。
操縦手と無線手用のハッチは、それまでの持ち上げてから横旋回で開くタイプから、ヒンジ付きで普通に上に開くタイプに変更。当時の多くの戦車の弱点である操縦手のクラッペ(視察窓)は廃止され、それまでの固定式から変更された旋回式ペリスコープから外部を視認した。しかしこれにより行軍中に直接外を見ることができず不便になったので、後に座席の高さを変えてハッチ穴から頭を出せるように、またそれに合わせ操縦ペダルも高さの違う二組に改良されました。一部の車輛は赤外線暗視装置を搭載し、実戦使用された。また、排気管も生産途中で消炎型の物に改められました。