カール自走臼砲(カールじそうきゅうほう、Mörser Karl、Karl-Gerät)V号車:“ロキ(Loki)” - 後期型走行装置(11転輪型)

0

カール自走臼砲は要塞攻略のため揮発された自走臼砲です。
直径54センチの口径を持つ超重榴弾砲で、120キロもの自重から低速での移動しか叶わなかったため、専用の運搬貨車が用いられました。そのことから、「列車砲」として知れ渡っています。
カール自走臼砲は東部戦線ほか各地で使用され、その威力を発揮しました。

本車は“自走”臼砲の名の通り、ダイムラー・ベンツ製MB 503 A 液冷12気筒ガソリンエンジン(580馬力)または同じくダイムラー・ベンツ製のMB 507 C 液冷12気筒ディーゼルエンジン(590馬力)を動力として、5段変速機械式、または4段変速油圧式の変速機を介して124トンの巨体ながら自力で走行することができました。

Default