マクラーレン・メルセデスMP4-20

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間違いなく05年にインパクトを残したのはMP4-20が一番だった。しかしエンジンの信頼性のつまづきで序盤からアロンソに引き離されてしまった。設計はエイドリアン・ニューウェイ、ニール・オートレイ、マイク・コフランの合作で過激な手法を用いたが、去年のマシンと違いしっかりとしたコンセプトで固められていた。フロントサスはツインキールからゼロキールに変更。ノーズ幅を広くし、ラジエターを傾けてサイドポンツーンの断面積を増やさず、冷却面積を稼いだ。またインダクションポッド脇のホーンウィングはリアウィングへの空気の流れを整えた。しかし敗因はエンジンの不安定さがほぼすべてと言えた。

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