マクラーレン・ホンダMP4/6 ブラジルGP初優勝 セナ展別注

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母国ブラジルで勝てないセナの91年のレースも楽なものではなかった。予選ではウィリアムズ2台を相手に終了間際のアタックで逆転P•Pを獲得。決勝でもホールショットを決めてリードをキープする。しかしマンセルが徐々に間隔を縮める勢いを見せるが、25周目のピットインで1速に入らず大きくタイムロスした。その後マンセルが迫ってくるがパンクでピットインした頃、セナはトランスミッションの不調が発生する。追うマンセルは結局残り10周でセミオートマのトラブルでリタイア。セナが楽になるはずが6速にスタックし、雨も降り出した。だが追うパトレーゼもセミオートマの不調でジエンド。セナがなんとか逃げ切り、悲願の母国初優勝を手にした。泣きながらのウィニングランとポディウムでトロフィーを突き上げた姿が印象的だった。

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