西部警察VOL 3 ブローバック ・プロ

0

お待たせしました! 新装ノベライズ第3弾最終巻
カバー・本文掲載写真20点!

登場人物
木暮謙三 石原裕次郎
大門圭介 渡哲也
巽総太郎 舘ひろし
松田猛 寺尾聰
谷大作 藤岡重慶
源田浩史 苅谷俊介
兼子仁 五代高之
桐生一馬 加納 竜

ポリスアクションテレビ映画の金字塔を打ち立てた超爆走大作
完全無敵のスーパーヒーロー軍団
人気シナリオライター7人による代表作7本をノベライズ化

ブローバック・プロ
ノベライズ 中本博通 永原秀一 柏原寛司 大野武雄 宮下潤一 新井 光 峯尾基三 柏原寛司

解説「もう一つの『西部警察』物語3」誕生秘話ラストメッセージ
脚本家 柏原寛司
永原秀一さんを兄貴分として構成されている『プローバック・プロ』のメンバーは、もとはといえば石原プロ作品の『大都会シリーズ』に起因する。『大都会PARTII』で永原さんがメインライターになり、峯尾基三さんが主力ライターとして活躍し、そして自分も参加した。『─PARTIII』になると大野武雄さん、浅井達也さん、新井光さんが加わって、『ブローバック・プロ』のメンバーが揃ったことになる。
シナリオライターというのは基本、一人の仕事なので、ライター同士のつながりは薄いのだが、永原さんを中心とした我々はやたら関係が濃かったのである。そのキーワードが酒と草野球であった。(略)
これらの個性はそのまま脚本にも反映していて、永原さんの脚本は実に見事なロジックと構成で構築されている。大野さんもスジがきっちり通った脚本で、それにプラスして人情に溢れるストーリーを得意としていた。マイペースの浅井さんは天才肌で、突然、物凄い傑作を書いたりするし、新井さんは野球と同じく実にそつなく平均点以上の脚本を先発完投で書き上げる。峯尾さんの脚本は師匠の永原さん同様、緻密でクール、おまけに構成が素晴らしかったので、タイムリミット物や爆弾物などで傑作を連発していた。そして私だが、野球では長嶋の真似ばかりしていたように、脚本ではアメリカのアクション映画の真似ばかりしていた。
こういう個性的な連中を永原さんが酒と草野球でうまく纏めていたから、『西部警察』は乗り切れたのだと思っている。

目次:
1 新人・リュウが翔んだ!! 永原秀一
時限爆弾とともに散った!
苦い酒
狙われた武器マニア
巧妙な襲撃
スタント刑事リュウ登場!!
「え! タツの後釜……!?」
大門軍団の新星

2 バニング・レディ 柏原寛司
お見合いの悪夢
バニング・カーは夢の中
前科持ちの拳銃
銀行襲撃のブループリント
騙された女
また燃やせ! イーストコーストへの夢を……

3 炎の中で甦れ! 大野武雄
記憶を失った少女
ひた隠しにされた誘拐
身代金はどこに??
浮気の果て
炎の奥に潜む記憶
「さようなら、洋子ちゃん」

4 手錠のままの脱走 宮下潤一
不敵なドル強奪
手錠につながれた二人
途絶えた追跡電波
邪魔者の末路
死んでもホシは離さない!!
ドル襲撃、横取り作戦
憎しみを超えた友情

5 遙かなる故郷 新井 光
酔い痴れる女
死刑囚の妹は叫ぶ
新聞広告を見た女
死刑執行二日前!!
星島という男
あばかれた奸計
ドタン場の大解決

6 消えた一時間 峯尾基三
忘れられない顔
福地伸行と名のる男
十五年目の逮捕
不敵な沈黙
時を停めた!!

7 ロング・グッドバイ 柏原寛司
ヤクザあがりのボーイが死んだ
強請られる女
昔の女の話……
恐喝者の正体
また一つ、死体が残り……
はみだし者の恋
永いお別れ……

解説 もう一つの『西部警察』物語3 脚本家 柏原寛司

Default