CU-BOP / 1957年のメッセンジャーズ

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メッセンジャーズ・プラス SABUで、米 Jubilee から出た盤のスペイン版だったが、とりあえず拾ってきた。思ったより音も良好だ。SABU はルイス・"サブー”・マルティネスというコンガ奏者である。録音は57年5月13日だが、SABUは4月27日にもBlue Noteへ”PALO CONGA" というリーダーアルバムを一枚吹き込んでいて(BLUE NOTE 1561)、あのブルーノート1500番シリーズ中では異色の一枚となっている。その直前3月にはアート・ブレイキーの" ORGY IN RHYTHM"(BLUE NOTE1554,1555)にも参加するなど、この頃盛んに交流があったようだ。

曲の頭にいきなりコンガが鳴り出すと「オ、サンタナか!!」とか思ってしまうのは世代的なものだな、きっと。ジョニー・グリフィンがテナーに収まったメッセンジャーズなんだが、コンガが入っただけで印象が随分変わるもんだなぁ。ラテン音楽とかキューバ音楽も嫌いじゃないのだが、初っ端から最後までずっとコンガが、カッコンカッコン鳴りっぱなしなジャズっていうのがイマイチしっくりこない一枚であった。葛根湯は程良く服用するのが基本だろ!とか思ってた。 B-2でめずらしくハードマンがミュートをつけて吹いている。チャーリー・シェイバースの曲なのであのミュートの雰囲気を出したのだろうか。なかなかいい感じだ。

#アート・ブレイキー #ジャズメッセンジャーズ

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