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ペルシャの市場にて《楽しいケテルビーの世界》
発売:1997年11月6日 録音:1968年頃 KICC-8498 エリック・ロジャース指揮/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 アルバート・ケテルビー (1875 - 1959) はイギリスの作曲家。指揮者、音楽ディレクターなどとしても活躍した。『ペルシャの市場にて』に代表される情景を描写したライトな作品が多く親しみやすい。ケテルビーの作品集。
クラシック音楽 アルバート・ケテルビー 2019年8月 エリック・ロジャース敬親
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ヘンデル:水上の音楽/王宮の花火の音楽 マリナー
録音:1971年5月 発売:2001年4月25日 UCCD-7086 ヘンデル (1685 - 1759) はバッハと同じ年にドイツで生まれ、イギリスに帰化した音楽家。『水上』『王宮の花火』ともにイギリスのために作られ、世相を反映した華やかな楽曲。 ライナーノーツによれば、『水上の音楽』は版によって組曲の編成の違いが多いようで、このCDも「レートリヒ校訂版をもととしたマリナー版ともいうべきもの」と説明している。これは集めるしかない!
クラシック音楽 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル 2018年12月 サー・ネヴィル・マリナー敬親
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イタリア・バロック・オーボエ協奏曲集●シェレンベルガー/イタリア合奏団
録音:1987年8月4日~6日 発売:2002年6月21日 COCO-70465 ヴィヴァルディ、アルビノーニ、アレッサンドロ・マルチェッロ、ジュゼッペ・サンマルティーニといった、イタリアの作曲家が勢ぞろい。オーボエの上品な演奏は、いかにも貴族のたしなみのような響きがして心地よい。 裏には「このCDは、COCO-75530の原盤による再発売商品です。」とある。2010年には「デンオン・クラシック・ベスト100」の一環で再発された(COCO-73106)。
クラシック音楽 850円 2019年6月 ハンスイェルク・シェレンベルガー敬親
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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ《悲愴》《月光》《熱情》《告別》●グルダ
発売:2005年6月22日 録音:1967年7月-8月 UCCP-7010 1967年に録音された、グルダ二度目のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集からの抜粋。『悲愴』『月光』『熱情』の「三大ソナタ」に、『告別』を入れている。 グルダの演奏は比較的急速で、特に『熱情』第1楽章は実に7分30秒を切っている…が、「熱情」というからにはやはりこのぐらい急速になるのだろうか?
クラシック音楽 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 777円 2019年5月敬親
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オネゲル:パシフィック231、ラグビー、交響曲第2番 他|ジンマン
発売:2015年11月4日 録音:1996年5月 PROC-1906 新古典主義のスタイルを見せ、かつフランス6人組の一人でもあるオネゲルの作品集。『パシフィック231』から始まる「交響的断章」3作が収録されている。ジャケットには機関車が描かれており、機関車の車軸配置を表す『パシフィック231』から取られたものか。私は第2番『ラグビー』を推したい。 デイヴィッド・ジンマン指揮、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団。トランペットはヘルベルト・キストラー。 タワーレコード渋谷店リニューアル3周年記念に復刻。
クラシック音楽 アルテュール・オネゲル 1234円 2019年4月敬親
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オール・ユー・ニード~クラヴサン組曲 ダンマン
KKC-27 「ビートルズの数々の名曲をクープラン風のクラヴサン組曲に落とし込んだらどうなるか?」という趣旨のもと発売された珍企画。単純にクラヴサン組曲、としても聴けるし、(だいぶ形は変えられているものの)ビートルズの旋律も上手に挿入されていて、愉快。
クラシック音楽 650円 2019年3月 アンデシュ・ダンマン敬親
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KALINNIKOV:SYMPHONY NO.2 etc. ― SNO/Järvi
録音:1989年8月20日 - 22日 CHAN-8805 私が買った初めての海外盤。 カリンニコフ(1866 - 1901)、名前を聞いてピンと来る方は少ないのではないか。ロシアの音楽家で、その生涯は短かったが、民族音楽の技法(「ロシア五人組」らの)と西洋音楽の技法(チャイコフスキーらの)とを折り合わせた作風で知られる。 メインは交響曲第2番。民謡風の交響曲第1番が有名だが、より技巧的な第2番も捨てがたい。4楽章を通して同じ主題が演奏され、耳に残る。 スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(現在のロイヤル・スコティッシュ管弦楽団)、ネーメ・ヤルヴィ指揮。
クラシック音楽 ヴァシリー・カリンニコフ 1151円 2018年10月敬親
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ヴェルディ:レクイエム|ショルティ
発売:2016年9月7日(1977年11月25日) 録音:1977年6月1日&2日 SICC-2031 ヴェルディが作曲した鎮魂歌―レクイエムは、モーツァルト、フォーレのそれと共に「3大レクイエム」と呼ばれ、その中で最も華美なことで知られている(オペラ的だ、という批判もあるが…)。耳にしたことも多いであろう「怒りの日」は、死者も思わず蘇生しそうな派手さ。 サー・ゲオルグ・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団。 レオンタイン・プライスのソプラノ、ジャネット・ベイカーのメッゾ・ソプラノ、ヴェリアーノ・ルケッティのテノール、ヨセ・ヴァン・ダムのバス。シカゴ交響楽団合唱団はマーガレット・ヒリスの指揮。 『ソニー・クラシカル名盤コレクション1000』の中の1タイトル。
クラシック音楽 ジュゼッペ・ヴェルディ 2016年12月 サー・ゲオルグ・ショルティ敬親
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パガニーニ:カプリース(全24曲)●五嶋みどり
発売:1996年10月21日(1989年10月8日) 録音:1988年12月19-23日 SRCR-2070 当時まだ10代だった日本を代表するヴァイオリニスト・五嶋みどりによるパガニーニ。曲自体の超絶技巧もさることながら、彼女自身の演奏力・表現力も素晴らしい。再発。
クラシック音楽 ニコロ・パガニーニ 500円 2019年2月敬親
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スメタナ:《わが祖国》全曲●ノイマン=チェコ・フィル
発売:1990年10月21日 録音:1982年11月5日 COCO-6767(CO-3424からの再発か) スメタナの連作交響詩『わが祖国』の全曲。2曲目の『ヴルタヴァ(モルダウ)』は教科書などでも広く親しまれている。 祖国・チェコの歴史とその思いが込められた『わが祖国』、どうぞ全曲お試しあれ。 管弦楽団もチェコ。東京文化会館で行われた「わが祖国初演100周年記念コンサート・ライヴ」の音源だそうで、最後には拍手の音も収録されている。
クラシック音楽 ベドルジハ・スメタナ 572円 2019年2月敬親
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ショパン/ワルツ集――フランソワ
発売:1988年2月25日 録音:1963年1月 CE33-5174 サンソン・フランソワの演奏。彼の抑揚のつけ方は個性的で、どこか芸術的でもあった。ショパンはワルツを20曲は書いたそうだが、生前に出版されなかった「遺作」も多い。人気の『小犬のワルツ』は6番。 YLX-1119(LP)からのCD化か。なおこの音源は何度かCD化されている。
クラシック音楽 フレデリック・ショパン 429円 2018年11月敬親
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ドヴォルザーク:<アメリカ>/弦楽六重奏曲 イ長調●スメタナQ. 他
発売:1988年9月21日 録音:1987年9月13日、15~17日、1988年1月22日~24日 33CO-2540 ドヴォルザークがアメリカ滞在中に作曲した『弦楽四重奏曲第12番<アメリカ>』は、わずか15日で書き上げられたというのだから驚く。 スメタナ四重奏団はプラハで発足した演奏団体。1989年に解散した。六重奏曲の演奏にあたって、ヨゼフ・スークとヨゼフ・フッフロを迎えている。
クラシック音楽 アントニン・ドヴォルザーク 572円 2018年12月敬親
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パッヘルベルのカノン/バロック小品名曲集
発売:1996年12月20日(1978年5月) KICC 9251 バロック時代から古典派に至るまでの名曲を収録したCD。組曲からのカットも多い。 なお、一部古典派どころか現代の音楽が混じっているが…詳細はのちほど。 カール・ミュンヒンガー指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団。
クラシック音楽 500円 2018年12月 カール・ミュンヒンガー敬親
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フランス・クラヴサン音楽の精華|レオンハルト
録音:1989年11月22&23日 発売:2008年5月21日(1991年1月21日) BVCD-38194 フランスのクラヴサン(チェンバロ)音楽を集めたCD。ラモー、ル・ルー、ロワイエ、デュフリと一般にはあまり知られていない面々が並ぶ。しかし音楽はタイトルに近い描写的なものも多い。ライナーノーツは「初出CD(BVCD-15)」からの転載であるそうだが情報が見つけられなかった。 グスタフ・レオンハルト(クラヴサン:ニコラ・ルフェビュール[1755年ルーアン]/レストア:マルティン・スコヴロネク[1984年ブレーメン])
クラシック音楽 ガスパール・ル・ルー ジャック・デュフリ ジャン=フィリップ・ラモー敬親
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チャイコフスキー・ムソルグスキー「1812年」「展覧会の絵」他●デュトワ OSM
発売:1993年4月24日(1989年4月7日) 録音:1985年10月 POCL-5014(F00L-23018) こないだ(もう1年ぐらい前か…?)紹介した『カルミナ・ブラーナ』と同じくデュトワとモントリオール交響楽団の共演で、チャイコフスキー、ムソルグスキー(実際は他人によるオーケストラへの編曲)というロシアの巨匠を取り上げている。この録音では序曲『1812年』で終盤にシンセサイザーを取り入れるなど斬新さもあり、人気がある。衝撃的な鳥(?)のジャケットも必見。 F00L-23018の再発。
クラシック音楽 ピョートル・チャイコフスキー モデスト・ムソルグスキー 2018年8月敬親