Fantastique　　　PlalyingCards

Fantastique PlalyingCards

Dan and Daveが プロデュースして作成された逸品です。
「Fantastique＝幻想的」という名の通り、マジシャン達がモノクロで描かれた幻想的な雰囲気のデックです。マジック（イルージョン）の黄金時代の装置とロベール・フーディンのオートマトンにインスパイアされて誕生した美しいデックです。
実は、デックには秘密が隠されています。
トランプをフリップブックのようにめくると、イラスト動き出し、マジックで最も有名な2つのイリュージョンが動き出します自転車に乗ったパフォマーのハットから木の花が咲き、切断された女性の体が離れていきます。そう、このアニメーションは、誰もが知っている、あのパラパラ漫画です。
ウクライナ人の、スヴェータ・ドロシェヴァ（現在イスラエルを拠点に活動中。彼女はフリーランスのイラストレーターで、ストーリー性のあるイラストレーションや書籍のアートの分野で活躍しています）のデザインによるもので、それぞれのイラストは、このアニメーションを表現するために細心の注意を払って書き上げられています。実に面白い、ユニークなデックですが、一枚一枚のカードは個性的なバックデザインを持ったクラシカルな雰囲気のデックにしか見えません。巧みな構想とデザインがうまく融合して魅力あるデックに仕上がっています。

ファンタスティックのケース
光沢のあるコート紙にブラックインクだけで描かれているイラストは、どこか懐かしい時代を思い起こさせます。このケースを見た瞬間にマジックの世界を連想させるイラストは秀逸で、秘密を秘めたバックデザインと共に描き出した世界は“ファンタスティック=幻想的”そのものです。

カードのバックデザイン
このデックの真骨頂は、バックデザインに尽きるでしょう。ロベール・フーディンのオートマトンへのインスパイアによって生み出されたイラストは、その世界観を見事に描き出した優れた作品ですが、さらにアニーイションの要素を加えるとい離れ業を披露しています。カードをパラパラとはじくと、なんと、デックがイルージョンをを演じます。まさに、ファンタスティック‼

カードのフェイスデザイン
スペードのエースには、18世紀の機械式チェスプレイヤーで、多くの人が人工知能を持っていると信じていたタークがファンタスティックらしいデコレーションを纏って描かれています。存在感あふれるデザインです。

コートカードも数字のカードもトラディショナルなパターンを採用しています。
但し、ダイヤとハートは赤いインクではなくi、グレーで描かれています。なかなかクールなフェイスに仕上がっています。

ジョーカーのデザイン
このジョーカーがまた曲者です。一枚は、マジシャンが、鳥の顔（もしかしてカラス＝D＆Dのデックにはよくカラスが出てくる）に古典的なマジシャンのいで立ちでこちらを見ている不思議な空気感のジョーカー。インデックスはありません。
もう一枚は、タイポグラフィで描かれたジョーカー。存在感があるジョーカーたちです。

ブランクカードが、何故か2枚用意されています。

USPCC ストック紙に印刷され，マジックフィニッシュで仕上げられています。

使い心地はすこぶる良好で使いやすいデックに仕上がっていますが、
”Fantastique”デックのようにマジックの神秘性がデックに表現されたのは初めてのことです。そういう意味でも、”Fantastique”は、マジックアートへの素晴らしいオマージュと言えますね。使っも素晴らしいデックですが、コレクションに加えても楽しい一枚です。

このでっくは、2011年に製造されています。今のところ、再販の予定はないという事です。

参考レビュー動画：https://www.youtube.com/watch?v=MIvdD6ACV14

カード相数　56枚
通常カード　52
ジョーカー　2枚
ブランクカード　2枚
USPCC ストック紙に印刷　マジックフィニッシュ
Distributed by The D＆D Playing Card Co.
Imspired by the automatons of Jean Eugene Robsrt-Huoudin.
Manufactured by The United States Playing Card Company
Madr in USA