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Columbia Holding Kfine 518L フルタングナイフ
Columbia Holding Kfine 518L フルタングナイフ
このナイフも、アウトドア用にと購入したものですが、実際に届いて、思っていた物より大ぶりであった事と、鋼が少し柔らかいため、実用性に欠けると考えています。同じナイフ素材でも実に多くの鋼の種類が有りどのような目的で使用するかで選ばれる鋼材の違ってきます
JIS(日本工業規格)によると、ステンレス鋼は、クロム含有量10.5%以上、炭素含有量1.2%以下とし、耐食性を向上した鋼材と定義されています。
一口にステンレス鋼と言っても、金属組織というものによって、大きく5種類に分けられているそうです。
その中でも「マルテンサイト系ステンレス鋼」が、ナイフなどに使われる鋼材で、 主成分はクロムと炭素です。焼入れをするとマルテンサイトという硬い金属組織になります。高価なニッケルを含まないため安価ですが、厳しい環境下で錆びやすく、ステンレス鋼の中で最も耐食性に劣ります。JIS記号にはSUS403、410、420、440などがあります。
よく440ステンレス使用のナイフと表示されているのはこの事です。
海外の表記なども含め様々な表記が使われているのでかなりややこしいですね。
今回のColumbia Holding Kfineには、鋼材の表記が無い為正確には分かりませんが、硬度の高い、440Cあたりでは無く420系ではないかと思います。ただし、海外生産品は、この基準に当てはまらないので、価格面を考えてもそれほど高価な鋼材は使われていないのでしょう。
刃が硬くない事のメリットもあって、硬いものなどに当たった時に、刃こぼれしにくい事が有ります。アウトドア目的を考慮して刃こぼれしにくい鋼材を選んでいる可能性もあるのかもしれません。
質感と造形美が魅力の「518L フルタングナイ Columbia Holding Kfine」。
アウトドア向けの実用性の高いナイフで、登山やフィッシング・キャンプ・調理・DIYなどフィールドワークで役立つと思います。
濡れた手でも滑らずフィットする握り心地を追求した「フェイクスタッグハンドル」を採用し、また、ナイフをしっかりホールド出来る安全性の高い、ベルトに装着可能なナイロンシースが付属しています。
スペックは、 (全長 刃厚 刃長):30cm x 4mmx 17.cm 素材 ステンレス鋼