PENTAX K10D

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PENTAX K10D

ついに、我が家のカメラ達も、デジタル一眼レフカメラに進化してまいりました。
当時のデジタルカメラ熱はかなりなもので、各主力メーカーからは、性能を競い合うように次々と新しいモデルが発表されていました。その中でも、ニコンとキャノンは横綱格で、販売の部分では先を進んでいたと思います。今でこそ、ニコン、キャノンに割って入らんとするソニーはまだまだこれからという位置づけ、そんな中、私が選んだ機種は何故かペンタックス。当時の同じ価格帯の他社のカメラに比べ、少しランクの上の機能を備え、センサーのダスト除去機構DR(ダストリムーバル)、あのスイッチを入れた時にカメラが「ゴット」と振動してセンサーの埃を落とす機能や、本体側に組み込んだ、ボディ内手ブレ補正機構(CANONなどは、レンズ内手振れ補正)、さらに、ボディ全体の72カ所をシーリングしたという防塵・防滴構造など、まだ他社が攻めていない部分を突いた少し尖った戦略が不思議と心に刺さり、もうこれしかないと突っ走ったカメラでした。

そんな思いがあったにも関わらず、今は引退されてしまっていますが。

カメラとしては、まだ現役を続けられなくも無い訳ですが、このデジタルという世界はあまりにも技術革新のスピードが速く、最高品質であったものが次の年にはあっさりとその座を他の物に奪われてしまう。数年後には、エントリーレベルのカメラに迫られる。果てしない技術革新の波に、少しずつデジタル一眼に対する思いに変化が起きたようにおもいます。
陳腐化のスピードが速すぎて、何だか空しくなってしまったのかもしれません。

元々メカニカルな部分でのカメラ好きであった訳ですが、写真に関してはより簡単に、よりいい写真を、手軽に撮りたいというのが望む所です。この頃からは、動画もカメラにとって大事な要素と成って来ていて、自分が求める究極のカメラは、交換レンズを駆使して良い写真を撮るというよりも、望みの写真や動画を一本のレンズだけで(レンズ交換をすることなく)超近接マクロ撮影から、600mm・1000mmといった超望遠まで全てを思い通りに撮影できる、そんなカメラです。

そして今、我が家の主力カメラは、ネオ一眼と呼ばれる、SONY RX10Ⅳが君臨しております。

このカメラについては、また後日登場する事となります。
それではまた・・・。

良く出来た参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=iyyrMYPXkG8&t=18s
https://www.youtube.com/watch?v=zEPc2zBkRx8
https://www.youtube.com/watch?v=xeRAlN2n2zg
https://www.youtube.com/watch?v=TLDxpD2uPV8

【K10D 性能諸元】
型式 : P-TTLストロボ内蔵 TTL AE・AF一眼レフデジタルカメラ
有効画素数 : 1020万画素
撮像素子 : 総画素数1075万画素
原色フィルタ/インターラインインターレーススキャンCCD/サイズ:23.5×15.7mm
記録画素数 : JPEG:10M(3872×2592 ピクセル)、6M(3008×2000 ピクセル)、2M(1824×1216 ピクセル)
RAW:10M(3872×2592 ピクセル)
感度 : AUTO/100~1600(1/3EVステップまたは1/2EVステップ)
記録方式 : RAW、JPEG(Exif 2.21)、DCF準拠、DPOF対応、PRINT Image Matching III 対応
画質 : RAW(12bit):PEF、DNG
JPEG:★★★(S.ファイン)、★★(ファイン)、★(エコノミー)、RAWとJPEGの同時記録可能
記録媒体  : SDメモリーカード、SDHCメモリーカード
ホワイトバランス : 撮像素子によるTTL方式
オート、太陽光、日陰、曇天、蛍光灯(D:昼光色、N:昼白色、W:白色)、白熱灯、ストロボ、マニュアル、色温度指定(3種)
ファインダー : ペンタプリズムファインダー、ナチュラルブライトマット II フォーカシングスクリーン
視野率95%、倍率0.95×(50mmF1.4・∞)、視度調整機構付(-2.5~+1.5m-1)
フォーカシングスクリーン交換式
液晶モニター : 2.5型 約21万画素、低温ポリシリコンTFTカラーLCD、広視野角タイプ、 明るさ調整機能付
プレビュー : 【プレビュー方式】光学プレビュー/デジタルプレビュー
再生機能  : 1コマ、9画面、拡大(最大20倍まで)、スクロール、回転表示、フォルダ表示、スライドショー、ヒストグラム、白飛び黒つぶれ警告表示
【デジタルフィルタ】白黒:4種、セピア:3種、カラー:18種類、ソフト:ソフト量を3段階に調整可能、スリム:±8段階に調整可能、明るさ:±8段階に調整可能 (すべて再生時)
オートフォーカス : 【形式】TTL位相差検出式
【測距センサー】SAFOX VIII(11点測距)
【AFモード切替】シングルAF(AF.S)、コンティニアスAF(AF.C)切り替え可能
AFエリアは、オート/セレクト/中央の切り替え可能、スーパーインポーズあり、内蔵ストロボによるAF補助光可能
露出制御 : 【測光方式】TTL開放16分割測光、中央重点測光、スポット測光、測光範囲EV0~21(ISO100・50mmF1.4)
【露出モード】グリーン、プログラム、感度優先、シャッター優先、絞り優先、シャッター&絞り優先、マニュアル、バルブ、X

【露出補正】±3EV(1/2EVステップ) 、±2EV(1/3EVステップ)
【AEロック】ボタン式(タイマー式:カスタム設定で設定した測光作動時間の2倍)、シャッターボタン半押しで継続
シャッター : 電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
オート:1/4000秒~30秒(無段階)、マニュアル:1/4000秒~30秒(1/3EVステップまたは1/2EVステップ)、バルブ
ドライブモード 1コマ、連続、セルフタイマー(12秒後、2秒後)、リモコン(即、3秒後)、オートブラケット、拡張ブラケット、多重露出
【連続撮影】約3コマ/秒、JPEG(10M・★★★):カード空き容量まで RAW:9コマまで
内蔵ストロボ : 【形式】ポップアップ機能付P-TTL内蔵ストロボ
ガイドナンバー11(ISO100・m)、15.6(ISO200・m)、28mmレンズの画角(35ミリ換算)をカバー
同調速度1/180秒、赤目軽減機能付、設定により -2~+1EVで発光量調整可能
シンクロ : ホットシュー、同調速度1/180秒
P-TTLシンクロのみ対応
ハイスピードシンクロ、ワイヤレスシンクロ可能(対応外付ストロボをマスターまたはコントロール発光させる場合。)
手ぶれ補正 : 【方式】撮像素子シフト方式
ダストリムーバル : 【方式】撮像素子駆動およびSPコート
時計機能 : 【ワールドタイム】世界71都市に対応(28タイムゾーン)
記録フォルダ : 【フォルダ名】標準(100PENTX、101PENTX ・・・)/日付(100_1018、100_1019・・・)
電源 : 専用リチウムイオン充電池 D-LI50
バッテリー寿命 : 【撮影可能枚数】ストロボ発光無し:約500枚、ストロボ50%発光:約480枚
【再生時間】約330分
※新品フル充電のD-LI50使用、23℃、撮影枚数はCIPA規格に準じた測定条件による目安ですが、使用条件により変わります。
入出力ポート : USB/ビデオ端子、外部電源端子、外部レリーズ端子
外部インターフェース : USB2.0(ハイスピード)インターフェース
ビデオ出力方式 NTSC/PAL
PictBridge : 【対応プリンタ】”PictBridge”対応のプリンタ
【印刷モード】1画像印刷、全画像印刷、DPOF指定印刷、用紙サイズ指定、用紙タイプ指定、印刷品質指定、ふち指定
【用紙サイズ指定】カード、L、2L、ハガキ、100×150、4”×6”、8”×10”、レター、11”×17”、A4、A3、プリンター設定
【用紙タイプ指定】★★★、★★、★、プリンター設定
【印刷品質設定】★★★、★★、★、プリンター設定
【ふち指定】あり、なし、プリンター設定
レンズマウント ペンタックスバヨネット KAF2マウント(AFカプラー・情報接点・電源接点付)
使用レンズ  : KAF2、KAF、KAマウントレンズ
大きさ : 141.5mm(幅)×101mm(高)×70mm(厚) (突起部を除く)
質量(重さ : 710g(本体のみ) 、 790g(電池、SDカード付き)
付属品 : USBケーブル I-USB17、ビデオケーブル I-VC28、ストラップ O-ST53、MEファインダーキャップ、充電式リチウムイオン電池D-LI50、充電器D-BC50、ACコード、ソフトウエア(CD-ROM)S-SW55、アイカップFP、ホットシューカバーFK
同梱ソフトウエア(S-SW55) PENTAX PHOTO Browser3 、PENTAX PHOTO Laboratory3
対応言語 : 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、スウェーデン語、オランダ語、イタリア語、ロシア語、韓国語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、ポルトガル語

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    sat-2019

    2022/02/26

    すごくコンパクトそうに見えながらも、多機能・高機能なところがすごいですね🙌🏻
    ペンタックスもリコー傘下に入ってしまったんですね。
    確かリコーもカメラを作っていたような記憶があります…

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    ta-ke

    2022/02/26

    コメントありがとうございます、sat-2019さま。
    そうなんです。今やリコーのペンタックスです。一見コンパクトに見えますが、サイズと重さはそこそこありますよ。一皮むけばバリバリのダイキャストボデーの堅牢な作りに、耐水、対塵のシールドがされていて、コストをかけた製品だったのですよ。それが気に入って購入した次第です。良いカメラだったことは間違いはないのですが、人々はやはりネームバリューのあるニコン、キャノンに流れていたように思います。
    私にとっては、現役ではないのですが、思い出のカメラですね。

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    トルネコ

    2022/05/14 - 編集済み

    グリーンのラインアクセントがクールですね。
    ペンタックス辺りがトップシェアのメーカーに機能で挑んでいってたストーリーなんかを改めてお聴かせ頂くとこのカメラをお選びになったta-ka館長のチョイスは共感します。

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      ta-ke

      2022/05/14

      トルネコさん、ありがとうございます。
      写真好きではありますが、撮りたい時に思い通りの写真をそれなりに写すという事は思った以上に簡単ではありません。以外にも、それに近いことを実現しているのが携帯のカメラ機能です。カメラマンの腕に拘わらず、携帯カメラに組み込まれたソフトウエアーの優秀さで、欲を言わなければそれなりの写真や動画が簡単に手に入れられます。凄い時代です。
      それでもやっぱり私は、専用のカメラで写真を撮りたい派です。携帯のカメラでは出来ないことが多いですからね。
      そんな私のチョイスに共感を頂けて、大変うれしく思います。
      これからもよろしくお願いします。

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