Van Der Graaf Generator / The Least We Can Do Is Wave To Each Other

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Van Der Graaf Generator / The Least We Can Do Is Wave To Each Other
UK 1970年 ドイツ盤 Philips‎–6369 901
#LP #アナログレコード
https://www.discogs.com/ja/Van-Der-Graaf-Generator-The-Least-We-Can-Do-Is-Wave-To-Each-Other/release/2788482

ピーターハミル率いる個性的プログレッシヴ・ロック・バンド「Van Der Graaf Generator」のセカンド・アルバム「The Least We Can Do Is Wave to Each Other」1970年作

難解なそして少し哲学的な歌詞を歌うピーター・ハミルにオルガン、 サックスを前面に配し、ギターレスと言う編成でヘヴィで内傷的なサウンドが持ち味のバンド(KING CRIMSONロバート・フリップのゲスト参加あり)

サイケデリックな雰囲気もある音とともにオルガン、サックス、そしてうねるようなリフを操るベースが生み出す暗黒の空間を、ハミルのヴォーカルが切り裂いてゆくアグレッシヴなロックで病的、狂気的なボーカルを軸に、ノイジーなサックスと、クラシカルで荘厳なおかつ暴力的なオルガンが文学的な詩も相まって、あまりに暗く重苦しいカオスな世界を作り出す。

聴きこめば嵌ること請け合いのプログレッシブ史上最強の暗闇の物語と言っても過言ではない曲「Darkness (11/11)」を筆頭に全曲、神々しさが宿っている
シングルにもなった「Refugee」sはフルート、チェロ、オルガンがクラシカルで美しく、ハミルの歌声は切々と訴えかけるヴォーカルで宗教的な感動を呼び覚ます作品

少し難解かも知れませんがこれぞプログレッシブ・ロックと呼べる初期の「Van der Graaf Generator」のアルバム群は必聴に値すると断言できます。

評価 A+

https://www.youtube.com/watch?v=aevvtpRej5M
Van der Graaf Generator "Refugees"

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