ハンス・グレード/ルイ・ブレリオ-1909年-(飛行の歴史初日カバーコレクション)

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 1909年11月、ハンス・グレードは自家製の小型単葉機で処女飛行に成功した初のドイツ人となりました。今回のファースト・デー・カバーに貼付されている切手はドイツ連邦共和国が発行したものですが、その1枚にグレードの飛行中のグレードの単葉機が描かれ、その歴史的な出来事が称えられています。カバーのオリジナル彫刻画には、頭上を飛ぶ飛行機に驚いて見上げる人々が描かれています。

 他の1枚の切手も飛行史に輝くもう一つの快挙「初のイギリス海峡横断飛行」を称えています。1909年にこの歴史的な横断飛行を行った勇敢なフランス人ルイ・ブレリオが操縦する小さな飛行機が描かれています。ブレリオが約376キロこの飛行を達成しえたのは幸運といわんかえればなりません。離陸後まもなくエンジンがオーバーヒートし、」パワーが出なくなってしまったのです。もし突然雨が降ってきてエンジンを冷やしてくれなかったなら、ブレリオは海峡の途中で飛行をあきらめざるをえなかったに違いありません。

 一方、信頼性の高い20馬力のエンジンをそなえたグレードの飛行機は、はるかに効率的でした。約350メートルもの高度を飛んだだけではなく、操縦性もすぐれており、8の字型の飛行を行ってグレードは1万ドルの賞金を手にしました。この飛行機は、操縦席を機体の下にロープで垂っただけの見すぼらしいものではありましたが、滞空54分の記録によりその信頼性を証明しました。

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