ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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『イギリスの0-6-0機関車』

 1865年頃から20世紀の初頭にかけて、イギリスの各鉄道は、貨物列車の機関車として、ほとんどすべて0-6-0形を愛用し。1913年には0-6-0テンダ機関車だけでその数は7000両に達し、同じ車輪配列のタンク機関車3400両を合わせるると、全国の機関車総数の46%に達した。

 $25の切手描かれているのは、1882年、サウスイースタン鉄道が採用した0-6-0テンダ機関車で、貨物列車だけでなく、ロンドン~ドーバー間の険しい線区の旅客列車にも重宝に使用された。

 $300の切手には、ハイランド鉄道の機関車技師ウィリアム・ストラウドレーが、ロンドン・ブライトン・サウスコースト鉄道に移籍後まもなくの1882年、前任鉄道での経験を生かして。自社生産の末に誕生したすばらしい0-6-0タンク機関車が描かれている。重量24.6トンの小型ながら、前進・後進を敏速にくり返すことのできる高性能が好評を博し、当時イギリスの紳士がキツネ狩りに愛用した小形の猟犬の名をとって<テリア>形と愛称された。

 最初の目的はロンドン郊外線の通勤列車用であったが、次第に用途を広げ、支線区の旅客・貨物両用として便利に使用された。1922年以降は機関車の大型化にともなって不要となり、各地に転売され、一部はワイト島鉄道に移されて活躍した。

※発行当時の説明です。

#切手

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