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風信子鉱(Zircon)キャッツアイジルコン
ジルコンの名はアラビア語やペルシア語の ”ザルグン=金色・朱色” に由来し、2000年以上昔の紀元前からスリランカ産が広くアラビアやペルシアにまで伝わっていたことを物語ります。
かつては強い煌きを示す無色透明なジルコンがダイアモンドの代用品として珍重されたこともありました。
しかし今日では合成宝石のキュービック・ジルコニアや、より鮮やかな色彩の宝石がいくらでもあるため、青い色以外のジルコンはコレクターの宝石となってしまいました。
こちらのキャッツアイカボションは荒いチューブインクルージョンが全体に広がり美しいシャトヤンシーを観察できます。
宝石としてカットされるルースは全て不透明な結晶を熱処理して得られたものだそうです。
青い色を発色させるためには還元雰囲気中で1000℃の温度で2時間程度加熱します。
金色は酸化雰囲気中にて加熱すると得られます。
無色透明なものはいずれの条件でもある程度の割合で得られるとのことです。