デマントイド
マダガスカル産デマントイド(双晶)
マダガスカルのデマントイドは、その生成としてはナミビアのものと同じスカルン鉱床のタイプです。鉄及び鉄とチタンによると思われる淡い緑色です。
その淡い色のおかげでファイヤ(光の分散)を非常に強く感じられる色味となっています。
また、通常のブリリアントカットであるにもかかわらず、そのファイヤがひときわ強く見えるものがあり、その原因はファイヤではなく、光の干渉、イリデッセンスによるものということが解っています。
この産地のデマントイドは双晶であることからイリデッセンスの七色の光が、ファイヤの七色の光に上乗せされて見えているということです。