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落書きのあるマッチラベル(その1)
マッチがどんな店でも手に入った時代、とっさに何か書き留めたいときはよくマッチ箱の白い部分を使ってました。
マッチラベルを集めていると、そういった走り書きや落書きのあるものを見かけます。
大抵は人の名前や数字。
このラベルには山田妙子という女性の名前が書かれていますが、もちろん誰なのか知る由もありません。
このお店の女給さんなのか、気になる人なのか、連絡を取らねばならない相手なのか・・・そして、妙子さんも、これを書いた誰かも、あの戦争を生き延びることはできたのだろうか。
一生知ることのない相手に、ついつい思いを巡らせてしまうことも多いです。
who-me-A
2019/04/02そういうの、いいなあ。中古のシングルレコードにも時々ありまして、でもだいたい歌詞に読み仮名が書いてあったりです(笑)
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showa_express
2019/04/02レコードの落書き、確かにありますね。
中学生のころとか外国語の歌詞カードに、むしろ自分が書き込んでました(笑)
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bluenote
2020/07/02思うに、左の、山田妙子は、女給さん本人が書いた名前、右の、山田妙子は、男性が、後に、思いを込めて、書き綴った様な印象を受ける。
二つの、同じ名前だけで、女性と、男性の温度差があるように思う。
実際は、違うだろうが、想像するだけで、ドラマが生まれてきますね。
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showa_express
2020/07/02そしてこの字を書くのに使った鉛筆は女給さんがボーイに持ってこさせたのか、カウンター越しに受け取ったのか、あるいは男性の手帳の背に挿してあった細い鉛筆だったのか。
彼女が名前を書くときには左手の指にタバコを挟んだままマッチ箱を押さえて書いたのだろうか。
彼女の背景には植木のヤシの木があって…などなど、想像がどんどん膨らんでしまうのです。
しかもその想像というのは、ちゃんとモノクロなんですよね。
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