心斎橋をぶらぶら

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何でもかんでもチケット制にして明朗会計を謳うキャバレーのマッチラベル。
キャバレーですが、カフェーもそうなったように、いわゆるボッタクリが問題になってこういうルールを設けたお店は東西問わずあったようです。

飲み物や食事は30銭のチケット1枚だけれども、高いものには2枚、3枚、ヤバいサービスを受けるためにはもっとたくさん、たとえば10枚必要だったりとかしたんでしょうねえ。そんなこと書いてないけども。

お店の名前は「心ブラ」。
大正時代に東京の「銀ブラ」に対し、大阪の心斎橋界隈をぶらぶらすることを「心ブラ(しんぶら)」と呼んだらしいです。
確かに「心ブラの際はお立ち寄りください」と書かれた当時の宣伝文を見たことがありますが、今は言わないですよね?

「銀ブラ」に関しては「銀座をぶらぶら」以外に「銀座の喫茶店パウリスタでブラジルコーヒーを飲む」という別の意味もあったとか、なかったとか。
「パウリスタ」は明治44年創業のとても古いカフェーで、ブラジルのサンパウロ州政府から12年間コーヒー豆の無償提供を受けて、本場のコーヒーを1杯5銭という値段で普及させたお店で、昭和45年に再開され現存しています。

#マッチラベル
#戦前
#キャバレー

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    8823hayabusa

    2019/08/09

    電話番号が4桁のみなんですね。知合いに電話博物館をされている方が居て、こういうのに無茶苦茶詳しいです。

    心斎橋だから【南】ってのが(笑)

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      showa_express

      2019/08/11

      いいですねえ、そのお知り合い!
      戦前の電話番号を調べることもあるのですが、資料が少なすぎていつも困っています。

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