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PLYMOUTH ROAD RUNNER 1970
ロードランナーは、クライスラー(現:ステランティス)のプリムスブランドから販売された乗用車であり、当時ブームに乗って高級化して行ったマッスルカーを、若年層を呼び戻すために徹底したコスト削減を行い販売価格を安価な設定に戻したことが特徴でした。
1960年代後半、当時ブームとなっていたマッスルカーは、本来比較的安価な価格設定でありましたが、多くのオプションが追加されることで高級、高価格となっていき、それぞれのルーツとなった車から独立していきました。それに伴い、マッスルカーは若年層には手の届かない存在へと変貌を遂げつつあり、プリムスはGTXというハイパフォーマンス車をラインナップしていましたが、ブランドカラーからは外れた価格帯であり、販売が伸び悩んでいました。
そこで、0-400mを14秒の速さで走ることができ、3,000ドルより安価な価格で販売できる若者向けの車を開発することになり、その結果誕生したのが、このモデルのロードランナーでありました。プリムス内での位置づけとしては、ハイエンドモデルのベルベディアとエントリーモデルのサテライトの間を埋めるマッスルカーとして企画されました。
徹底したコスト削減を行い、ベースモデルで2,980ドルという価格で販売されたロードランナーは目論見どおり大ヒットし、ロードランナーの成功はより高級なGTXをも追い越し、やがてプリムスのラインナップに混乱を起こさせるまでになりました。
しかし、オイルショック等を経てマッスルカーブームが沈静化すると淘汰されていき、最終的にロードランナーは単なるパッケージ・オプションとなり、1980年代初頭にはラインナップから消えていきました。
このモデルは、その初代後半型で、1970年の年次更新では、外観が小変更されたのみで、新しいフロント・エンドとリア・エンドは、基本的な1969年のボディ維持したままとなっており、これはデザインが一つの成功であったことがわかります。1970年のロードランナーとGTXは変わらず魅力的で人気な車であり続け、エンジンラインアップは、不変のままにされていました。
(参照ウィキペディア)
DATE:
390 CV SAE GROSS
7,206cc
V8 FRONT
201 KM/H
27.6L/100KM
$3,820
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