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スバル サンバー 1961 明治牛乳配達
サンバーは、SUBARU(旧・富士重工業)が販売する軽商用車で、1961年(昭和36年)に発売されました。なおサンバーのネーミングは、インド産の水鹿に由来します。
1961年から2012年までの自社生産時代は、モデルチェンジを繰り返しつつも、リアエンド床下にエンジンを横置きに搭載した「リアエンジン」レイアウトを採用してきました。特に積空差の大きい軽トラックにとっては、荷台の床下にあるエンジンは恰好のバラスト役を果たすため、空車時でも十全なトラクションが確保され、安定した走行、登坂能力を得ています。さらに日本においては乗用車でも普及していなかった四輪独立懸架を1961年の発売当初から採用しており、この2つは軽トラック・軽キャブオーバーバン市場において長くサンバーのみが持つ特徴でありました。
これらの特徴は、初代モデル開発にあたって先行した乗用車のスバル・360の技術を応用した結果の産物でありましたが、富士重工が通常型軽乗用車のカテゴリーで前輪駆動方式に移行した1980年代以降も、サンバーではリアエンジン方式が踏襲され続けました。
シャーシは一般的な低床式のラダーフレームを用いているが、ドライブトレーンやサスペンションレイアウトは既存のスバル360の基本構成を流用し、リアエンジン方式、横置きトーションバースプリングとトレーリングアームを組み合わせた四輪独立懸架であった。過積載への危惧もあってスプリングレートはスバル360より上げられてはいたが、商用車が四輪ともリーフスプリング支持の固定軸主流であった当時では異例のソフトな乗り心地を誇った。このソフトなサスペンションは荷痛み防止にも優れた効果があり、壊れやすい品物を扱う中小零細事業主のユーザーたちからはディーラーを通じて「ガラス(板ガラス)が割れない」「豆腐の角が崩れない」といった好意的な報告が寄せられたといいます。
デザインはバンパーからドア見切り線、そしてホイールハウスに至るナックルラインが特徴で、その出っ張り具合から通称「クチビルサンバー」と呼ばれていました。個性的なスタイルは、スバル360のデザインを手がけた佐々木達三の指導の下、富士重工の若手社内デザイナーが参画してデザインされたものでありました。なお運転席周囲の空間が狭いこともあり、スバル360同様に後部ヒンジドアとして乗降性に配慮されていました。
(参照ウィキペディア)
愛くるしいフェイスがなんとも言えません。「くちびるサンバー」と呼ばれていたとは表現通りで面白いですね。
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