瑪瑙・水晶

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赤系統を主としつつも、水色、青、紫などの寒色系や、稀に黄色、緑色と色彩豊かで、透明感があり、美しい縞模様を持ち、磨くと高い光沢が得られるため、宝飾用としても非常に長い歴史を持っている。西アジア、中近東では数千年前の瑪瑙の宝飾品が発見されている。ギリシア・ローマ時代には、精緻なレリーフを施した瑪瑙製のカメオも沢山作られた。
 日本では縄文・弥生の先史時代から、瑪瑙はヤジリや石器として、あるいは勾玉などの宝飾品として用いられてきた。〜不思議で美しい石の図鑑:山田英春著〜
 この標本はオレンジ色の瑪瑙の表面に、不透明な白い玉髄やザラメ水晶がついていて、カメオに加工出来そうな艶やかな模様が現れています。

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