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- 3F 西洋古地図_Matthaus Merian
- Marseille (フランス)
Marseille (フランス)
マルセイユはフランス南部、地中海に面した港町です。また、フランスで一番古く、またヨーロッパにおいて一番長く人が住み続けたきた町です。
その起源は紀元前600年頃にギリシア人が移住し、交易を行ったことに始まります。ギリシアの重要なポリスとなり、西地中海における交易上の独立権をもっていましたが、紀元前49年のシーザーとの戦いに敗れ独立性を失います。しかし、交易の中心拠点としては繁栄を続けますが、739年にフランク王国のカール・マルテルの略奪を受け衰退します。その後15世紀にダンジュー侯爵家が要塞化を進め、16世紀にはフランス・オスマントルコ連合軍の海軍基地となったことから繁栄を取り戻します。
掲載の地図はMatthäus Merian作の「Neuwe Archontologia Cosmica」(1646年初刊)所収のものです。