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- 3F 西洋古地図_Matthaus Merian
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Algiers (アルジェリア)
アルジェは地中海に面したアフリカ大陸北岸、アルジェリアの首都です。
その歴史は古く紀元前1200年頃にフェニキア人が交易の拠点としたことから始まります。その後、ローマ帝国、東ローマ帝国と支配者が変わりますが、7世紀前半のイスラム拡大の動きの中でイスラム支配下となり、町は荒廃します。しかし、ベルベル人のイスラム国家であったズィール朝時代の944年に町は再建され、現在の原型が形作られました。その後、スペイン、オスマン・トルコ等の係争地となりましたが、1518年にオスマン帝国の所属となり、その海軍の拠点となりました。以後、アルジェは、交易、行政、海賊の拠点として繁栄します。
掲載の地図はMatthäus Merian作の「Neuwe Archontologia Cosmica」(1646年初刊)所収のものです。