Rennes (フランス)

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レンヌはフランス西部、イル川とヴィレーヌ川の合流地点に位置する町です。

その要衝としての重要性から、ローマに占領される前の紀元前にはケルト人のアルモリカ王国の首都でした。シーザーによる占領によりローマ統治下に入っても立地上の重要性は失われませんでした。ローマ帝国滅亡後はブリトン人やフランク人による侵攻を受けましたが、9世紀にはブルターニュ王国(後に公国)の成立に伴いその首都となります。1491年にフランス王シャルル八世による攻撃を受けたブルターニュ公国は劣勢で、最後にはアンヌ女公がフランス王と婚姻することにより、フランス領に組み込まれることとなりました。

掲載の地図はMatthäus Merian作の「Topographia Galliae」(1655年初刊)所収のものです。

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