Emden (ドイツ)

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エムデンはドイツ最北西部エムス川の河口に位置する町で、対岸はオランダになります。

エムデンの紀元は明確ではありませんが、8世紀頃町が形成されたものと推定されています。1495年に神聖ローマ皇帝マクシミリアン一世により都市権が認められました。16世紀に入ると、宗教改革派の重要拠点となるとともに、オランダ独立戦争時のオランダ側軍港として繁栄し、1595年には独立市となります。17世紀には、プロテスタントのオランダ人やフランダース人が多く移住し、非常に富裕な都市となります。政治的には、1744年にプロイセン領になったのち、フランスとドイツの間で統治が移り変わります。

掲載の地図はLodovico Guicciardini作の「Discrittione di tutti i Paesi Bassi」(1581年初刊)所収のものです。

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