Ardabil (イラン)_2

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アルダビールはイラン北西部、カスピ海近くのアゼルバイジャンとの国境近くの町です。

古くはゾロアスター教の聖地であったと考えられ、町の成立はササン朝ペルシャ(3世紀~6世紀半)頃のようですが、イスラム時代にはこの地方の中心都市となり、絹及び絨毯生産・交易で栄えました。13世紀初めにはモンゴル帝国の侵略を受け甚大な被害を受けました。1501年にサファビー朝ペルシャが創設されると、ロシアとの交易拠点として繁栄しました。

掲載の地図は1727年刊、Johan Albrecht de Mandelslo著、Abraham de Wicquefort訳の「Voyages célèbres & remarquables...」所収のもので、作図者はAdam Olearius及びPieter van der Aaです。

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