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- Samboupo Sulawesi (Makassar)(インドネシア)
Samboupo Sulawesi (Makassar)(インドネシア)
マカッサルは、インドネシア中央にあるスラウェシ島西南端にある町です。
16世紀初頭の大航海時代の幕開けと共に香辛料の産地であったスラウェシ島の交易拠点としてマッカサルは繁栄します。特にこの地方を統治したゴワ王国は、周辺王国がイスラム教化する中で多様な宗教と自由貿易を推進したことから、ポルトガル人、中国人、アラブ人、インド人、タイ人、ジャワ人、マレー人商人が集まり、香辛料以外にも金属製品、織物、真珠、金、銅、樟脳等が交易される国際貿易都市となりました。しかし、1667年にオランダが当地を植民地化し香辛料貿易を独占してから町は国際都市としての繁栄を失います。
掲載の地図はJacques-Nicolas Bellin作の「L`Histoire Generale des Voyages」(全25巻、1747~1780)所収のものです。