吹替の帝王『猿の惑星』<日本語吹替完全版>コレクターズブルーレイBOX

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1968年アメリカ作品。
フランクリン・J・シャフナー監督。

チャールトン・ヘストン主演、衝撃的なラストがあまりにも有名なSF映画の金字塔。
近年製作されたリメイク3部作もかなり面白い作品でしたが、こちらがオリジナルです。

『吹替の帝王』の名に恥じず、DVDに収録されたソフト版に加えて、フジテレビ版、さらに幻のTBS版と存在する吹き替え版すべてを収録。
どれもキャストは素晴らしい面々ばかりですが(もちろんヘストンは全て納谷悟朗)、やはりコーネリアスに山田康雄を据えたTBS版が光ります。

大塚周夫さんはフジテレビ版のザイアス議長を名演。
ポイントは、ソフト版とTBS版でザイアスを演じている熊倉一雄さんとの芝居の違いです。

以前、吹き替えファンの方が両者を比較して、

「熊倉ザイアスは人間に対する嫌悪と侮蔑、大塚ザイアスは人間への恐怖と同情的な憐れみが根底にある」

というようなことを言っていましたが、実によく分かります。
それを受けるテイラーは両方とも納谷悟朗さんですので、納谷さんがどう返しているのか、ここも注目ポイントですね。

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    オマハルゲ

    2020/05/17

    ラストシーンのヘストンの台詞がそれぞれ特徴的だったですね。

    https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=lv4t9Kx5Q0A&feature=emb_logo

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      qqtys

      2020/05/17

      台詞としては自戒の念がこもったフジ版が好きですね。しかしソフト版の「猿に笑われるはずだよ!」というのは今聞いてもいかがなものかと思います(^^;

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      オマハルゲ

      2020/05/17

      全くの同感ですw この商品でソフト版を初めて聞き、これがTV版でなくて良かったとつくづくw

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