- popy-kingzaurus Museum
- 105F 1/6 仮面ライダーとショッカー
- 1/6 人喰い花 ドクダリアン
1/6 人喰い花 ドクダリアン
タイムハウス製 1/6 人喰い花 ドクダリアン
毒々しいショッカーの女性怪人。番組に登場するドクダリアンはいまひとつ女性らしさに欠けていたので女性のラインが引き立つ1/6女性ボディに交換してみました。
少しは女性怪人らしくなったでしょうか?
このドクダリアンは人を喰らい、霧の中で超猛毒ガスを散布して大量殺人を行う使命を帯びた恐ろしい女怪人です。
勝手な妄想
少女の日課は庭先にある小さなビニールハウスで小さな生き物たちと触れ合うことである。触ると丸まるダンゴムシや肩の上にとまるテントウムシ。永い時間見ていても全く飽きなかった。小さな生物の世界に入り込んで遊んでいると急に飛び出てきたアマガエルやトカゲなどの小動物がまるで巨大生物かの様に見えその驚きもまた楽しかった。
楽しい時間はいつも激高した母親の声で遮られる。
不機嫌な母親の前ではいつも作り笑顔が欠かせない。1人目のお父さんは赤ん坊の時に家を出て行ったので殆ど記憶にない。2人目のお父さんは母親に暴力を振るうことが多かったので巻き込まれないように部屋の片隅に隠れて震えていた。ある朝2人目の父親が勤めに出るのと入れ替わるように3人目のお父さんが家に来てお母さんと仲良くするようになっていた。2人目のお父さんもいつの間にか家から出て行って帰ってこなくなった。3人目の若いお父さんは少女に優しく接してくれて何か良いことがあるとウィンクを投げかけてきた。少女もぎこちないがウインクが出来るようになり嬉しい時によくやった。ある日家に帰っても誰も家にいないのでいつものように庭で昆虫たちと遊んでいるとオサムシの行列が・・・辿って行くと行列は庭の奥にある土嚢に繋がっていた。
「何してるの!」後ろに母親が立っていた。「虫なんて気持ち悪い!」と母は殺虫剤を散布してオサムシを全滅させた。少女が恐る恐る覗いてみると大量のオサムシやダンゴムシたちが痙攣している。生き物の大量死を生まれて初めて見た。その夜2階にある母親の寝室から呻き声が聞こえてくる。目を覚ました少女は心配になり見に行くと。母親が3人目の父親に馬乗りになり体を揺すっている。???3人目の父親の腕がだらりとさがり揺れていた。よく見ると母親がベルトで首を絞めて殺しているのだ。恐怖のあまり少女が後ずさると母親が気付きベルトを鞭のようにして少女を打った。「お前さえいなければ・・」と微かに聞こえた気がした。逃げる少女、追いかける母親。少女はとっさに殺虫剤を母親めがけて噴射した。目がくらみ倒れた母親は階段から転げ落ちた。痙攣する母親の前に立った少女は殺虫剤が全て無くなるまで母親の口の中に噴射した。2階に戻り3人目の父親の死体にウインク、バイバイ。庭の奥にある土嚢の破れ目からは人骨らしき物が見えている。更に奥の小さなビニールハウスにはたくさんの花々が咲いていた。薄っすらと微笑みながら少女は真赤なダリアの花にウィンク。一つの眼で見ると両目では見えない世界が広がっていた。そこに眼帯をした紳士が少女を迎えに来た。