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- カルトムービー 本当に面白い日本映画1945⇒1980
カルトムービー 本当に面白い日本映画1945⇒1980
表紙の惹句にあるように「本当に『面白い』のは“ベストテン映画”以外だ!」というコンセプトで脚本家の桂千穂氏が選んだあまり語られることのない日本映画を紹介している書籍です。
とは言え目次を見ても「ゴジラ」「ラドン」「モスラ」といったお馴染みの特撮が入ってたりします。その年のベストテンには入らない娯楽映画として考えればその選考も腑に落ちます。選ばれた作品はアクション、コメディー、時代劇、社会派作品とバラエティーに富んでいます。
ラインナップを見ると個人的に聞いた事のない映画がちらほら。5枚目の画像の「像を喰った連中」は戦後間もなくの食糧難にあって、病死した象の肉を食べた人々が死ぬんじゃないかとワクチンを求めて焦るドタバタ劇。6枚目の画像の「おいろけコミック 不思議な仲間」は職と家を失った男が後輩の部屋に転がり込み、職を得るため優柔不断で何人もの女性と婚約している後輩を、スポンサーの娘と結婚させるべく他の女性と別れさせようと画策する話。
どの作品も名脚本家が選んでいるのでハズレではないでしょう。ソフト化されてない作品も多いので、見る機会が狭まっているのが残念です。
#映画 #書籍