世界の怪獣
60年代末から70年代前半にかけて少年時代を過ごした者にとって、「中岡俊哉」という人は特別な存在でした。怪しいオカルトの記事を多く手掛けていて、心霊写真集の著者として有名でしょう。その彼が書いたのが本書。1967年発行だそうです。
世界各地で目撃された「怪獣」を紹介するという体で、目撃された日時、場所、人物が事細かく書かれ、臨場感溢れる物語形式で語られています。そりゃいたいけな少年は信じますよ。
「陸の怪獣」「空の怪獣」「水の怪獣」「植物怪獣」と来て、読み手が最高潮に盛り上がったところで「宇宙怪獣ベスト10」。思わずズッコケましたw
最初の話こそソ連の軍事演習場に現れた宇宙人の目撃談ですが、宇宙探検隊を襲う怪獣だとか土星人を襲う怪獣だとかが書かれ、そこで読者は「やられた~!」と思うのです。
それでもこの一冊、コレクションの最古参のアイテムとして大好きなんですよねぇ。我が心のバイブルです。
#サブカル #本 #マンガ
itojun
2019/11/29凄い、これは読みたい!
いまだにUMA大好物です。(70年代初めだとUMAじゃなくて怪獣か)イエティが雪男。フラットウッズモンスターが3mの宇宙人と言われてたっけ…。
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オマハルゲ
2019/11/29itojun さん、コメントありがとうございます。
人間大の大ヤドカリとか出て来るんですけどそれはまだいい方。顔が人間のような大蜘蛛だとか顔と鱗が魚で陸上にいる四本足の生物とか、ぶっ飛んだ「怪獣」ばかりですよw
子供ならすっかり騙されてしまいますねw
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8823hayabusa
2020/12/26あの当時のガキんちょ向けのこの手の本は、まさしく『まるで実際に在った』様な記述と挿絵がたまりませんでしたね。 恐いけど見たい(読みたい)。
それにしてもこの本、よく残って(残して)いましたね! かなりの貴重本でしょう。
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オマハルゲ
2020/12/26ひとつ惜しいのが中岡さん、幾つかの話で目撃された日にちを書き忘れている点。そこだけ信憑性がガクッと落ちていて残念。
それと無茶苦茶な「宇宙怪獣」編ですが、宇宙人の目撃者が二人しかいないのに二人とも宇宙人に攻撃されて死んでしまうという話は盛大に突っ込みたいところですw
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