冒険者たち

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アラン・ドロンの吹き替えと言えば野沢那智氏です。その中で映画として個人的に好きなのがこの「冒険者たち」なのです。

ブルーレイには新旧二つの吹き替えが入っております。ネタバレアリで書きますのでご容赦を。

夢破れて失意の男女三人が人生一発逆転を賭けてアフリカの海に沈んでいる財宝を引き上げようとするストーリー。

苦労してやっと見つけた財宝でしたが、ある組織も財宝を狙っており、ヒロインが撃たれて死んでしまいます。

辛くも逃げおおせた残り二人でしたが、組織の追及は執拗で、最後はドロンも死ぬ運命に。死ぬ間際、リノ・バンチュラ扮する相棒がヒロインはお前のことが好きだったと告げると、ドロンは「嘘つきめ…」と言い残して死んでいく。

前半から微妙な三角関係を匂わせておいて、実はヒロインは中年男のリノ・バンチュラの方に惹かれていた、その事をドロンは勘付いていたという、男同士の友情も交えたストーリーがグッとくるのです。

リノ・バンチュラの声は旧版ではフィックスの森山周一郎氏。渋い声でドロンとの友情関係を熱演してます。

実はこの映画にはもうひとつ、吹き替えがありまして、そちらのリノ・バンチュラは加藤武氏。金田一耕介の映画で「よし!わかった!」と言ってる警部ですね。それにドロンは坂口芳貞氏。ここ二十年くらいモーガン・フリーマンの声で有名で、年配のイメージですけど若い時はドロンも吹き替えていたんですね。

 #洋画 #吹き替え

https://youtu.be/V-KwF9CEDXQ

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