Yolanda and the Thief
アステア出演作としては、ここからがカラー作品(なのでジャケットの写真もカラー)。
ヒロインのルシル・ブレマーと製作のアーサー・フリードの関係がドウノコウノとか、そういう話は省略。
詐欺師というアステアの役柄設定も、そこに「神様」が絡んでくるという展開も、ストーリーとしてはアステア作品中 一、二を争う面白さだと思う。
各シーンの意味をわかりやすく押し付けてくる、モダンバレエ風の「Dream Ballet」も、プログレッシヴな(??)リズムを組み込んだ「Coffee Time」もとても楽しめる。
だからといって、繰り返して何度も観たくなるかというと、全然そうではない。