1952(昭和27)年 10月4日 名古屋市音樂協會:THE CONCERT NO.25 愛知 名古屋市公會堂 記録

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印刷/発刊の日付け記載がなく不詳ながら、裏表紙に手書きで'52年10月4日の日付があります。

当日は、前日に引き続きグルリット指揮/東京交響楽団の演奏、グルリット・オペラ協会合唱団、谷桃子バレヱ団による『大谷洌子渡佛歡送公演』(グルリット・オペラ協会第1回公演)としてヴェルディの歌劇「椿姫」(ラ・トラヴィアタ)が上演され、当誌はそのプログラムを兼ねています様です。

所有のものでは以前、この3年前のもの=No.6を掲載致しました⬇︎も、やはり同様に『CHAMBER MUSIC CONCERT』プログラム兼ねた名古屋市音樂協會 音楽同好会の会報誌と相成っておりました。
https://muuseo.com/nine_o_nine/items/21?theme_id=39620

そして直近の前々号=No.23には同じく上田仁さん指揮 東京交響楽団(ピアノ 原智恵子さん) 春季演奏会のものでした。
https://muuseo.com/nine_o_nine/items/158?theme_id=39620

このNo.25には「同好会 行事記録」と致しまして過去の公演及び今後の予定が掲載されております。根自子さん関連では・・・

'49(昭和24)年 9月22日・23日 井口基成ソナタ(*そのNo.6掲載)
'49(昭和24)年11月25日    上田仁指揮 東京交響楽団(ピアノ 小林昭子さん)
'52(昭和27)年 5月9日・10日 上田仁指揮 東京交響楽団(ピアノ 原智恵子さん)

そして遡り

22年11月3日 金城ホールに於ける妹の光世さんのリサイタルの記録があります。因みに金城ホールではこの年('52年)、7月7日七夕に根自子さんもリサイタルを催されておりますね。

#諏訪根自子 #NejikoSuwa #諏訪光世 #マンフレットグルリット #大谷洌子 #椿姫 #ヴェルディ

1949(昭和24)年 9月22日/23日 愛知 名古屋市公會堂 告知
辻久子さん、原智恵子さん。あゝなんと豪華なラインナップの9月/名古屋であろうか? 名古屋市音樂協會:CHAMBER MUSIC CONCERT (THE CONCERT NO.6) ピゼッティのソナタは邦人初演とあるのが興味深いです。 名古屋市公會堂は未だ米軍接収下にあって日本人にも広く開放された(条件付き)翌年、そんな歴史も同様に。。。 <以下'23/5/27追記> 更に遡れば、昭和8年刊の『名古屋市公會堂』書籍中"使用者ノ横顔"の章で・・・ 「本館開館當時ヨリ滿二ヶ年半〜(中略)〜本館ヲ訪レタル主ナル藝術家ヲ列記スレバ」 と言う書き出しから提琴演奏家として根自子さんのお名前が最後に掲載されています。 この間16年、勿論、戦後直ぐの昭和21年11月6日にも名古屋公演の記録がありますので、若しかしたら同会場での公演だったのかも知れませんが、何れにせよ10余年の時、渡欧期間・戦争を跨いでの同会場(=戦禍を免れた)での演奏は日比谷の公會堂や各地朝日會館等と共にある種の感慨があったのでは?と推測する次第であります。 #諏訪根自子 #名古屋市公会堂 #nejikosuwa
https://muuseo.com/nine_o_nine/items/21
1952(昭和27)年 5月9/10日 名古屋市公会堂 東京交響楽團 春季演奏會 プログラム(名古屋市音樂協會:THE CONCERT NO.23)
名古屋での上田 仁さん指揮による東京交響楽團 春季演奏會のプログラムです。 名古屋市公會堂に於ける5月9日/10日の2days公演 9日の二部構成 第一部(四時)、及び10日(四時半)は諏訪根自子さんによるヴァイオリン独奏が、 (プログラムは…) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 第一楽章/アレグロ・モルト・アパショナート 第二楽章/アンダンテ 第三楽章/アレグレット・ノン・トロッポ そして9日の七時から(翌10日はなし)の第二部は原智恵子さんによるピアノ独奏がフィーチャーされております。 口絵ページには根自子さんと原智恵子さんの写真が掲載されております。戦前の少女期からのお写真からしますと当然のことながら円熟のご表情をうかがえます。 #諏訪根自子 #nejikosuwa #原智恵子 #上田仁 #東京交響楽團 #名古屋
https://muuseo.com/nine_o_nine/items/158

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