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『フットルース オリジナル・サウンドトラック / Various Artists』(’84年1月31日)
軽快な夏のダンスステップ。 『フットルース オリジナル・サウンドトラック / Various Artists』(’84年1月31日) 発売当時、11歳。’84年7月に公開されたと同時に、このサウンドトラックがめちゃくちゃヒットしていたこともあり、このサントラを聴くと、強烈に夏を思い出す。 ケニー・ロギンスによるタイトル曲のポップさ始め(ケニー・ロギンスはその後に映画『トップガン』の『デンジャー・ゾーン』もヒットしていることから、すっかりポップ畑の人かと思っていたのだけど、もとはフォークデュオ出身だったこと知って驚いた記憶)、2曲目に続く『レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ(Let's Hear It For The Boy)』、さらに続く『パラダイス~愛のテーマ(Almost Paradise)』と、冒頭の3曲だけでそのキャッチ―さに、子供ながらにでも魅了されたのを覚えてる。 『ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー(Holding Out For A Hero)』(『スクール・ウォーズ』の主題歌でお馴染み)、『ネヴァー(Never)』(『不良少女とよばれて』の主題歌でお馴染み)、『アイム・フリー(I'm Free)』(何を隠そう渡辺美里っちゃんのデビュー曲)と、日本語カバーもこぞってされていたことから、いかにこのサントラの注目度が高かったが伺える。 捨て曲なしのこのサントラを改めてレコードでと探していた中、国内盤の帯こそなかったものの、マスターサウンド盤を安価で見つけられたのはラッキーだった😊 #フットルース #footloose #オリジナルサウンドトラック #サントラ #映画 #80年代 #80s #夏よありがとう #レコード #レコードのある生活 #レコードのある暮らし #レコードコレクション #アナログ #夏
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『イノセント・マン(An Innocent Man)/ ビリー・ジョエル』(’83年8月8日発売)
夏といえば、80年代の洋楽。80年代の洋楽といえば、夏。 『イノセント・マン(An Innocent Man)/ ビリー・ジョエル』(’83年8月8日発売) 自分の中で、80年代の洋楽を聴くと強烈に夏を感じるのは「なぁぜ?なぁぜ?」(笑)。 人生で初めて買った洋楽CDがこのアルバムで、このアルバムを聴くと夏感が取り巻くのも例外ではなく。ビリー小父さんを初めて知ったのは、姉がシングルレコード『あの娘にアタック(Tell Her About It)』を借りてきたことがきっかけだったと記憶している(実際にビリー小父さんの音に最初に触れたのは、ネスレのCMで流れていた『オネスティ』だったに違いない)。 とにかく、『あの娘にアタック』のキャッチ―さに子供ながらにもウキウキしたし、『アップタウン・ガール』のモータウンサウンドチックなアッパーチューンにワクワクした。 そんな「陽」な印象だったビリー小父さんが情感豊かに歌う『今宵はフォーエバー(This Night)』のエレガントで味わい深さとのギャップに完全にノックアウト。ベートーヴェン『悲愴ソナタ・第2楽章』をモチーフとしたコーラス部分はいつ聴いてもゾクゾクっと大きな感動に包まれるし、終盤のビリー小父さんのヴォーカルの迫力に鳥肌が立つ。 古参ファンには「ポップ過ぎる」と評価こそ低かったとのことであるけれど、ビリー小父さんがこれまでに触れ、影響を受けた音楽へのオマージュ作品であることはリスペクトするに値するし、その楽曲ひとつひとつが当時のメインストリーム(MTV全盛期にばっちりとマッチした)に切り込み耐えうるハイクオリティなものに仕上げているのが素晴らしい。 #ビリージョエル #billyjoel #イノセントマン #aninnocentman #フィルラモーン #phillramone #夏よありがとう #レコード #レコードのある生活 #レコードのある暮らし #レコードコレクション #アナログ #アナログレコード #80年代洋楽 #80s #mtv #音楽のある生活 #音楽のある暮らし
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『少女隊フラミンゴIsland / 少女隊』(’85年4月21日発売)
見渡す限りのWonderland。 『少女隊フラミンゴIsland / 少女隊』(’85年4月21日発売) 当時、聖子ちゃん、明菜ちゃんと並んで推していた80年代アイドル、少女隊のセカンド・アルバム。ファースト・アルバム『少女隊Phoon』は納棺マストアルバムであるほどのフェイバリットアルバムなので、追って詳しく載せるとして(笑)、今回は季節的にもこちらをご紹介。 先行シングル『素直になってダーリン』がカゴメ炭酸飲料「ufufu」のCMソングにもなり、曲全体に溢れる夏感に「俺好みーーーー!」とワクワクしていた中での今作の発売。ジャケットのみならず、青のカラーヴァイナルにそれでなくともテンションだだ上がりになったことに加え、レコードのセンターラベルに乗せられる、島を模したポップアップ式のシートがオマケとしてついており、それを乗せてプレイすると、島がクルクルと回る仕組みに「わかってらっしゃる!」と腰が砕けたを覚えてる(笑)。 音に関しても、夏感が満載なものとなっており、どの曲を取ってもシングル曲に劣らないクオリティの高さとキャッチ―さに加え、自分にとっての ”夏への憧れ” を存分にMusic化されてもいて、大大大好きな一枚となり、現在に至るまでも毎年聴いている。 改めてクレジットを見てみると、ギターは今剛さん、松原正樹さん、サックスはジェイク・H・コンセプションさんと、それこそ聖子ちゃんのアルバムに参加していた豪華ミュージシャンが軒を連ねてもいるもんだから、「そりゃ好きだわ」ってなった(笑)。 今作の3か月後に発売された『少女隊アドベンチャーIsland』も素晴らしい作品で(イメージカラーは赤だったので、レコードも赤だった)、この2作品が揃うと、夏がさらに最強となるもんだから、中学1年生だった坊主(私)はノックダウン(笑)。 この2作品もまた、この先もずーっと聴き続ける、大事なアルバムです。 #少女隊 #藍田美豊 #安原麗子 #市川美恵子 #中崎英也 #佐藤準 #見岳章 #都倉俊一 #森田由美 #今剛 #松原正樹 #80年代アイドル #80年代 #80s #80年代ポップス #80年代ソング #レコード #レコードのある生活 #レコードのある暮らし #レコードコレクション #アナログ #夏よありがとう #夏 #プール #アイランド #島 #island #summer #record
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『Summer Dream / TUBE』(’87年5月21日発売)
2段ベッド上段で聴く、真夏の夜のチルタイム。 『Summer Dream / TUBE』(’87年5月21日発売) 先行シングル『SUMMER DREAM』収録の5thアルバム。 当時、中学3年。この時にすでにTUBE中毒(一部ファンの間ではチューチューとも呼称されてた?アルフィー中毒はアルチューだと聞いたこともあったり…笑)だったこともあり、自室内にはTUBEのポスターが貼られ(まさに写真3枚目のやつ)、床屋に行けば前田さんの写真を見せて「この髪型にしてください」と注文したり、普段着も白のジャケットや麻のパンツを揃えてみたりと、音に限らずで沼っていた頃。 『シーズン・イン・ザ・サン』のブレイクで、爽やかな夏サウンドというイメージが『SUMMER DREAM』で確立された感もあった中で、自身としても、まだ見ぬ異国のサマーリゾートだったり、どちらかというと真昼の夏への憧れと高揚感にワクワクしていた。このアルバムにおいては、その真昼の夏の陽気モードよりも、どちらかというと夏の夕暮れから夜の少し切なめのミディアムバラード系が中心となっている。 それまでは「夏=太陽サンサン=ウェーイ!」こそが醍醐味と感じていたのだけど、このアルバムをきっかけに、夏の夕暮れ~夜ならではのマッタリ感というか、切なさ感というかの独特な情緒も気持ちいいなと感じられるようになった気がしている。 『YOUNGER THAN YESTERDAY』、『STAY IN MY EYES』、『あの夏のEverynight』(この曲のイントロが大好きすぎて、何度もリピして聴いていた)なんかは、骨抜きになるくらいに力が抜けていく、ミディアムバラードの名曲なんじゃないだろうかと。 とはいえ、当時の自分には『FACE THE BIG WAVE』が刺さりまくった。多感な頃でもあったので「胸にしまいこんだ Surf Board 磨きかけたら Take off again」なんて言うもんだから、ポップチューンなのに泣けていた(今でもこの曲を聴くと、ホロっと涙が溢れるし、’88年の横スタでのライブでのこの曲の演奏時に前田さんが春畑さんの頭をグシャグシャっとして額を充てるシーンがいつ観てもグッとくる)。 最近のライブではなかなか演奏されない曲が多いので、久しぶりにしっとりとライブで聴いてみたいなと思ったり。 #tube #summerdream #前田亘輝 #春畑道哉 #角野秀行 #松本玲二 #夏よありがとう #レコード #レコードのある生活 #レコードのある暮らし #レコードコレクション #アナログ #夏 #海 #ビーチ #リゾート #tubeファンと繋がりたい #tube好きな人と繋がりたい #TUBE
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『OCEAN SIDE / 菊池桃子』(’84年9月10日)
ソーダ水のような透明感。 『OCEAN SIDE / 菊池桃子』(’84年9月10日) 昨今のシティポップブームで今年の3月にアナログ盤が再発にもなっている名盤かつ、これもまた夏になると毎年のように聴いている愛聴盤。 全9曲を林哲司先生が作曲、編曲、プロデュースしていることもあり、全編を通してアーバンなサマーリゾート感に包まれるのが心地よい。聖子ちゃんの楽曲にも感じられる情緒感。聴いてるだけで、真っ青な海や空のイメージが鮮明に拡がり、肌には心地よく吹く海風を感じられたり、キンキンに冷えた炭酸水(本作に収録されている『EVENING BREAK』でペリエを初めて知った)の爽やかさだったりを感じられる。 バックに関しても、ブラコン調のグルーヴィーな演奏がとにかくカッコ良く、そのバック演奏に注目して聴いていると、ハイクオリティなフージョンアルバムでもあるのではと感じるくらいの趣き。 そしてそして、80年代アイドルのアルバムジャケットは顔アップが常だった中でも、夕暮れ時を思わせる広大な海にプカンと気持ち良さそうに浮かぶカットも最高。波の穏やかな透明度バツグンの海にこうやって浮かぶのも人生最大の目標でもあったりする(笑)。 夏に限らないけど、季節感を感じながら聴く音楽って本当に好き。 #菊池桃子 #林哲司 #青木久美子 #佐藤純子 #秋元康 #夏よありがとう #夏 #海 #ビーチ #アーバン #リゾート #シティポップ #citypop #レコード #レコードのある生活 #レコードのある暮らし #レコードコレクション #アナログ #80年代アイドル #80s
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『NUDE MAN / サザンオールスターズ』(’82年7月21日発売)
不真面目な中に垣間見る真面目な音楽世界。 『NUDE MAN / サザンオールスターズ』(’82年7月21日発売) ’78年8月31日に放送された『ザ・ベストテン』で初登場したサザン。『勝手にシンドバッド』を破天荒に披露した姿の衝撃は、当時5歳だった自分でも鮮明に覚えている。 その後もヒット曲が続き、シングル曲レベルでは知っていた中で初めてアルバムを聴いたのが、’82年12月に発売されたバラード・ベスト『バラッド '77〜'82』だった。ここに収録されている曲の全てが「なんて良い曲ばかりなんだ」と感動し、中でも『Just a Little Bit』、『夏をあきらめて』(研ナオコさんバージョンも大好き)、『流れる雲を追いかけて』(母が生涯で「良い曲だね」と言った数少ない曲のうちのひとつ)、『Oh! クラウディア』が大好きだった。 これらの曲が収録されているのが、サザン5枚目のアルバム『NUDE MAN』である。こんなに素晴らしい曲が入っているアルバムは素敵に違いないとレンタルレコード屋さん ”YOU & I(友&愛)”(当時、学校から帰ってきたり、休日には入り浸って何時間もいた)でレンタルしようにも、このジャケットなもんで、恥ずかしくて借りれなかった(笑)。 大人になり(汚れも覚えて!?)、躊躇なく手にし(笑)改めて聴いてみても、桑田さんご本人こそ「退屈なアルバム」と言ってはいるようだけども、メジャーアーティストとしてのメインストリームに大衆受けする楽曲はそつなく盛り込まれており、と同時にとても実験的な、インディーバンド然とした側面もしっかりと盛り込んでいるとこのバランスがすげーなと感嘆せずにはいられない。 とにかく、とにかく、『Just a Little Bit』の素晴らしさたるや。こんなに都会的でムーディーでジャジーでカッコいい雰囲気の邦楽曲はないんじゃないかってくらいに好き。 音楽を創造するという才能において(に限らずだけど)、桑田佳祐さんはレベチ。アインシュタインと同じように「その脳みそを覗いてみたい」と思うほど。 #サザンオールスターズ #桑田佳祐 #関口和之 #松田弘 #原由子 #野沢秀行 #大森隆志 #夏よありがとう #レコード #レコードのある生活 #レコードのある暮らし #レコードコレクション #アナログ #夏 #海 #江ノ島 #湘南 #80年代 #80s #音楽のある生活 #音楽のある暮らし
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『Timely!! / 杏里』(’83年12月5日発売)
ミントのように少しスパイシーで清涼感のある音世界。 『Timely!! / 杏里』(’83年12月5日発売)←真冬だったんかい! 昨今のシティ・ポップブームでアナログ盤の値段が高騰していた杏里さん6枚目のアルバムが完全生産限定盤としてアナログ・リイシューされるとのことで即時で予約&ゲット。 発売当時、大ヒットしていたシングル『CAT'S EYE』、『悲しみがとまらない』はもちろん知っていたけれど、アルバムを聴くには至っていなかった。2年前に突然「杏里さんのライブに行ってみたいかも!」となり、セトリ曲の予習を始めた途端に「音が心地良過ぎる!」とドハマりし、全てのアルバムを聴くに至った次第。 改めて聴いてみると……。 ソウルフルでファンキーでグルーヴィーな楽曲クオリティの高さに驚くばかりだし、何よりも、目を閉じて聴いてるだけで、西海岸の風景や波音、潮風の香りが拡がる心地良さが半端ない。 A面1曲目『CAT'S EYE(NEW TAKE)』から『WINDY SUMMER』への流れが、大ヒットシングルをもはや前座的な位置に持ってきて、「さ、本番はここからよ!」と言わんばかりのオープニング感に溢れてて最高過ぎている。 さ、今年の夏は自宅でモヒートやらカイピリーニャ作って、このアルバム聴きながらリゾート気分を味わうとするか。 #杏里 #anri #角松敏生 #三浦徳子 #小田裕一郎 #康珍化 #林哲司 #夏よありがとう #レコード #レコードのある生活 #レコードのある暮らし #レコードコレクション #アナログ #夏 #海 #ビーチ #リゾート #西海岸 #シティポップ #citypop #citypopmusic #citypopjapan #80年代 #80s #音楽のある生活 #音楽のある暮らし #beach #surf
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『kona weather/杉山清貴』(’87年12月19日発売)
こんなに杉山清貴&オメガトライブ、ソロになってからの杉山清貴さんのアルバムを聴きまくっていることってないんじゃなかってくらいに、ここ最近のヘヴィロテ。 『kona weather/杉山清貴』(’87年12月19日発売)←真冬の発売だったのね(笑) 当時から杉山さんの音楽(と、その透き通ったヴォーカル)は大好きで、高校時代のバンドでもカヴァーしてたくらい。ここはやはり、TUBEと共通する部分でもあるんだけど、個人的「夏への憧れ」が音として、アートワークとして全面的に溢れていることが好きである由縁かなと。 ただ杉山さんに関しては、当日15、16歳だった自分にとっては少しだけ ”大人な音楽” というハードルというか、敷居の高さがあったので、その魅力は100%で理解することが出来ていなかったようにも思う。そうこうしている中で現在のレベル(年齢のことね)となった今、音楽的技術面で理解出来たとは到底思ってないんだけど、今になって聴いてみると、ただただ ”心地良い” と感じれるようになったかなと。 夏を目前に控えたこの季節、のんびり~とレコードで聴く杉山さんの気持ち良さたるや。キンキンに冷えたビールを飲みながら、夕方に聴こうものならそのまま溶けるんじゃないかと思う。 杉山さんがソロとなってからのアルバムのアートワークも大好きで、この『kona weather』のジャケットもとにかくカッコいい。楽曲においても、A-2の『DOUBLE RAINBOW』のイントロで遊びまくってるベースラインがめちゃくちゃカッコいいし、A-5の『サンセット・ラブソング』(編曲は鈴木茂さんだったのね!)なんて、最近の流行り言葉でいう「チルってる」の最高峰じゃねーの?って感じるくらいのチル感(笑)だし。 ただただ海を眺めながら、何も考えずにこのアルバムを聴く瞬間を体験することが今の人生の大きな目標(夢)だったりする(大袈裟)。 #杉山清貴 #杉山清貴_オメガトライブ #夏 #夏よありがとう #レコード #レコードのある生活
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『Beach Time / TUBE』(’88年5月21日発売)
マスト納棺な15歳の夏。 『Beach Time / TUBE』(’88年5月21日発売) 発売当時、高校一年生だった自分にとって、抱えていた喜怒哀楽全ての感情がこのアルバム一枚に込められ、言語化、Music化してくれているもんだから、毎日宝物のように聴いていたこともあり、TUBEのアルバムの中でもマイベストのトップに君臨している(他アーティストも含めてもマイベスト10に入る)。 いまこの文章を書きながら聴いてもいるのだけど、ふと『夕方チャンス到来』が流れてくるや、自然に泣けてきている(笑)。 ’86年『シーズン・イン・ザ・サン』、’87年『SUMMER DREAM』を経ての ”夏の3部作” とも言われるようになった『Beach Time』が収録された通算7枚目のアルバム。 高校1年生という多感なお年頃の中で、何かに「もがいていた」自分にとっては、『サヨナラMy Home Town』、『Beach Boxer』は強力な反骨応援ソングとなっていたし、『Sail Away Forever』(名曲!)、『Dance In The Light』のメロウサマーチューンは夏の夕暮れ、『Beach Time』、『Hot Night』、『真夏のFriday Night』は太陽サンサンなアーバンサマーリゾートへの憧憬を最高に増幅させ、『Go Ready Go』では「この曲、春畑さんが作詞作曲したの!?」っていうキュン度と共にライブでは呼吸困難になりそうな程にアガり、のちに壮大なバラードとしてのスタンダードにもなった『明日への道』で締まるという、アルバム作品というトータルコンセプト、完成度としては、個人的には完璧な一枚なのだ。 また、このアルバム発売直前にバンドとして存続の危機を迎えるほどの悲しい出来事が起こる。それでも、継続していくこととなった同年の8月17日にキャリア初の横浜スタジアムでのライブが開催された。TUBEメンバーとしては3人での開催となってしまったが、その逆境を乗り越えようと、全身全霊で奮い立たせるように歌い、演奏している3人の姿にライブを観ながら号泣したことを覚えてる。 そのような背景もあったものだから、この『Beach Time』というアルバムは、それこそ自分における「青春の最高地点」が凝縮されている一枚でもあるのだ。とはいえ、今でも「何かに怒りを覚えたり、何かに憧れたり、何かを楽しんだり、何かを大事にしたかったり」する感情は抱え続けていることもあり、今現在にこのアルバムを聴いても、当時と同じようなエモさが爆発するので、「僕の人生のトータルコンセプトアルバム」でもあるのかなと。 とすれば、自分の葬式では棺桶に絶対に納棺して頂きたい、大切な大切なアルバムなので、ご共有までに(笑)。 #tube #beachtime #前田亘輝 #春畑道哉 #角野秀行 #松本玲二 #夏よありがとう #レコード #レコードのある生活 #レコードのある暮らし #レコードコレクション #アナログ #夏 #海 #ビーチ #リゾート #tubeファンと繋がりたい #tube好きな人と繋がりたい #TUBE
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『ユートピア / 松田聖子』(’82年6月1日発売)
聖子ちゃんの濡れ髪ジャケットは神アルバムってことで。 『ユートピア / 松田聖子』(’82年6月1日発売) たぶん今までに1000回以上は聴いてるんじゃないかってくらいの勢いで超ヘヴィロテなマイ・ベストアルバム・トップ10に入る名盤中の名盤。(再生回数と言えば、Perfumeさんにハマり始めて間もなく、『エレクトリック・ワールド』の iTunesでの再生回数が600回を超えていて、ママ子とまさゆきに「どんだけ聴いてんだよ」って突っ込まれたことを今でも覚えてる…笑)。 ファンの間でも人気の高い本作。そもそもは姉が「同僚に頼まれて」買ってきたことがきっかけで聴いたのが最初だった。と同時に、シングル曲だけではない、TVではあまり歌われない曲が入ったアルバムという存在を知ったのもこのアルバムが初めてだった(なので、聖子ちゃんのそれ以前のアルバムは全て後追いで聴いたクチ)。 1曲目『ピーチ・シャーベット』での 「真夏のプールの帰りに ピーチ・シャーベット 挟んで見つめる 時さえ溶け出しそうなの 八月」 というフレーズに、「時間が溶けるってどういうこと!」と、子供ながらにその情景がしっかりと浮かんで、聴いてるだけで「あっちぃ夏」を体感した衝撃。以来、毎年8月1日はこのアルバムを聴くというイベント化にもなっている。 続く『マイアミ午前五時』のワクワクするような夏感に「マイアミってどこ!?行きたい!」ってなったし(来生たかお大先生、ありがとうございます!)、『セイシェルの夕陽』では「セイシェルってどこ!?夕陽見ながら絵葉書書きたい!」って、”夏への憧れ” が大爆発。セイシェルでなくても、水上バンガローから夕陽を眺めながらこの曲を聴くことが人生最大の目標の一つとなっている(ブルージュで『ブルージュの鐘』、マンハッタンで『マンハッタンでブレックファスト』を聴くことは達成済)。 B面に入っても『ハートをRock』、『Bye-bye Playboy』、『赤い靴のバレリーナ』と名曲が続く。 『ハートをRock』で初めて「哲学」という単語を知ったし、 「あなたに誘われた コンサート それもクラシック まぶたを閉じないで 眠るコツ 発見しそうよ」 と、お堅い彼氏をRock寄りにして、ハートをLockされたいと願う女の子の心情を見事に表現した松本隆大先生の作詞力に感服。 アルバム収録曲全てが1編1編の短編小説のような味わい深さ、奥ゆかしさに溢れていて、松本隆大先生の詞世界と、尊敬して止まない大村雅朗大先生の作曲、編曲の才能を存分に堪能できる、日本ポップ史に残る奇跡の一枚だと思っている。 TUBEの『Beach Time』同様、自分の棺桶に入れて欲しい一枚です(しつこい…笑)。 #松田聖子 #松本隆 #大村雅朗 #来生たかお #杉真理 #瀬尾一三 #財津和夫 #細野晴臣 #甲斐よしひろ #呉田軽穂 #呉田軽穂はユーミンです #松任谷正隆 #上田知華 #夏よありがとう #レコード #レコードのある生活 #レコードのある暮らし #レコードコレクション #アナログ #夏 #海 #ビーチ #リゾート #マイアミ #セイシェル
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