PONTIAC GTO ROYAL BOBCAT (1968-1969)

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American Car Collection Vol.47

1964年にデビューしたポンティアック・GTO。年単位で改良が重ねられた結果、当時のアメリカ車において最もマッスルカーらしいモデルと評されるようになった。このクルマをベースに、ミシガン州ロイヤルオークを拠点としたディーラー「ロイヤル」は、本来搭載されていたV型8気筒エンジンから、当時のポンティアックとしては最大となる排気量7014cc、V型8気筒チューニングエンジンへと換装している。最高出力は390馬力をたたき出すハイパワーマシンへと進化。ほかのディーラーでも取りつけ可能なコンプリートキットとして販売された。最盛期の販売数は年間1000セット以上にも達したという。
 モデルのボディカラー「Crystal Turquoise Metallic(カラーコード:55)」は、当時、GTO ロイヤル ボブキャットにおいて非常に人気の高い色であった。さらにこのモデルは、ボンネットのエアインテーク、フロントバンパー及びボディサイド、トランク部分がホワイトにペイントされた2トーンカラーが特徴。左右ドアの「ROYAL BOBCAT」のデカールも、肉眼で視認するのが困難なサイズながらも忠実に再現されている。

ラインナップのご紹介 vol.22参照

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