火の玉ロック/台風クラブ

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2019年4月12日発売、台風クラブ7インチシングル。中期の幕開け(一応アルバムタイトルが「初期の台風クラブ」なので)を飾る、泣きの夜明けロック大名曲。
落ちていく星たち、残された者たちへの讃歌に何度聴いてもグッとくる。脱落していく、みたいなイメージではなく、燃え尽きた星たちが自分たちを抜き去っていくという視点が台風クラブっぽい、石塚さんらしいなと思います。当事者としてのリアルな情感があります。
『名もない別れ道が 後ろに去って行く』
こういう情景の描き方が本当に好きです。
何かを続けていくって決して前を向いて、ひたむきにって感情だけじゃないですもんね。
こんな曲なのにメロディは凄く人懐っこくて暢気なとこにフッと切なさが滲む感じなのもいい。

B面はグリーン・デイ「Basket Case」の日本語替え歌カバー「遠足」歌詞は原曲とは全く関係ない。最初はこの意外な選曲にビックリしたけど、台風クラブの洋楽カバー曲のセレクトずっと最高ですね。

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