ベストアルバム「ザ・ビートルズ1」

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2000年11月13日発売。その後、リミックスされた新バージョンが2015年11月6日に発売。赤盤、青盤に続く公式ベストアルバム。イギリス、アメリカのいずれか(あるいは両方)でヒットチャートの1位になった曲(全27曲!)を網羅しているのでこのタイトルになった。27曲も1位に... ちなみにこのアルバムも全世界で売れに売れまくり、2012年のデータで3200万枚売れているという。さんぜんにひゃくまんまい...
 リンゴは、ビートルズ解散から30年を経て発売されたにもかかわらずこのアルバムが全世界で飛ぶように売れてることの理由を訊かれたとき、こう答えたという。「みんな知ってる曲ばかりなのにね。たぶん、この順番で聴いたことがないからじゃないかな。」リンゴらしい返答で笑った。

 コンセプトが「シングルヒットした曲」というわけなので、有名曲はほぼこの一枚で聴くことができる。したがって初心者にまずおススメできる最強のベスト盤である。しかも、2015年のリミックスでヘッドホン/イヤホンでも聴きやすい定位に生まれ変わり、最強&最新のベスト盤にレベルアップした。

 ただ、コンセプトの縛りのせいで、ビートルズを語るうえで押さえておきたい重要な曲がいくつも抜けている(例えばIn My Life、Strawberry Fields Forever、A Day In The Life、など)ので、その辺のバランスを考えてジョージが選曲した赤盤・青盤の存在意義はなくなっていない。この『1』でビートルズにはまりかけたら、『赤盤』『青盤』で当時の音のままのビートルズに触れ、さらに深いところにあるビートルズの魅力を発見してほしい。そして、オリジナルアルバムという肥沃な原野に分け入ってほしい。

【ワタクシが持っている盤】
2000年版のCD、2000年版のアナログLP、2015年版のCD、2015年版のアナログLP

収録曲
01. ラヴ・ミー・ドゥ - Love me do
02. フロム・ミー・トゥ・ユー - From me to you
03. シー・ラヴズ・ユー - She loves you
04. 抱きしめたい(アイ・ウォント・トゥ・ホールド・ユア・ハンド) - I want to hold your hand
05. キャント・バイ・ミー・ラヴ - Can't buy me love
06. ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(ア・ハード・デイズ・ナイト) - A hard day's night
07. アイ・フィール・ファイン - I feel fine
08. エイト・デイズ・ア・ウィーク - Eight days a week
09. 涙の乗車券(ティケット・トゥ・ライド) - Ticket to ride
10. ヘルプ! - Help!
11. イエスタデイ - Yesterday
12. デイ・トリッパー - Day tripper
13. 恋を抱きしめよう(ウイ・キャン・ワーク・イット・アウト) - We can work it out
14. ペイパーバック・ライター - Paperback writer
15. イエロー・サブマリン - Yellow submarine
16. エリナー・リグビー - Eleanor Rigby
17. ペニー・レイン - Penny Lane
18. 愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ) - All you need is love
19. ハロー・グッドバイ - Hello, goodbye
20. レディ・マドンナ - Lady Madonna
21. ヘイ・ジュード - Hey Jude
22. ゲット・バック - Get back (single ver.)
23. ジョンとヨーコのバラード(ザ・バラード・オブ・ジョン・アンド・ヨーコ) - The ballad of John and Yoko[11]
24. サムシング - Something
25. カム・トゥゲザー - Come together
26. レット・イット・ビー - Let it be (single ver.)
27. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード - The long and winding road

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