小型ヴィデオカメラ操作図解@大正後期の一般向け科学雑誌

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当時最新鋭の、ドイツ・ツァイス社製「小型活動寫眞撮影機」つまりヴィデオカメラの使い方図解記事。三脚に据え付けて使う方が「キナモ」、ストラップつきで手持ち撮影する方が「フィルモ」という商品名だったようだ。
古いカメラ機材カタログなどでたまに見かける器械だが、こうしてフィルムの装填の仕方や撮影時の操作法などを図入りで解説しているものは珍しいのではないかと思う。砂目の背景に機材を持った両手だけが踊っているさまは、ちょっと「実験さん」 https://muuseo.com/lab-4-retroimage.jp/items/96 を思わせるww
#レトロ図版 #ヴィデオカメラ #活動写真機 #フィルムカメラ #ツァイス #大正後期

実演さんと実験さん@明治後期の女学校用物理学教科書
先だって、昭和初期の女学校用物理学書に載っている、科学的に説明できる日常の所作などをやってみせてくれている「実演さん」の例を展示した https://muuseo.com/home/566757 が、それに似た図版で実験装置を使って実例をみせてくれるものもある。 その多くはまるでマジックショウに登場する白手袋のように手先だけが描かれた図で、非日常的な動作といささかシュルレアリスティックな構図が独特の魅力となっている。ときには手だけでなく、顔を含む上半身や全身も描かれているものもみられるが、やはり何となく現実離れしたところのある不思議な絵だ。図版研ではこうした登場人物たちを、勝手に「実験さん」と呼んでいる(ここに掲げた図版のうちでは、二番目「第八圖」のバケツを運んでいる女の子だけが「実演さん」で、ほかは皆「実験さん」と捉えている)。 明治の半ばぐらいから大正期にかけては、銅版画や木口木版画の技術レヴェルが目立って高まり、昭和期にはみられないような特徴ある印影による質感表現が目を惹く。同時に、もっと古い様式の髪形・服装や道具類なども色々とみられてたのしい。 #レトロ図版 #実演さん #実験さん #理科実験 #物理法則 #女学生 #女学校 #明治後期
https://muuseo.com/lab-4-retroimage.jp/items/96

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